三菱自動車が参画するカーボンニュートラル化の推進に向けた実証実験が栃木県の小山郵便局と静岡県の沼津郵便局で本格的に開始

三菱自動車はこのほど、日本郵政および日本郵便、東京電力ホールディングスと共同で取り組むカーボンニュートラル化の推進に向けた実証実験を本格的に開始したと発表。今月10日に栃木県の小山郵便局、18日には静岡県の沼津郵便局でセレモニーが実施され、取り組み内容の紹介や、地域住民も利用できる急速充電器が披露された。

実証実験では軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」計20台を使用。走行データと電池残量の推移などのデータを取得・分析し、商用EVの性能向上、さらにはEVの普及に取り組む

この実証実験では、小山郵便局と沼津郵便局で、三菱自動車の軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」計20台を使用。小山郵便局では、運用開始時点では車両の一部をEV化し、以降順次切り替える。沼津郵便局のEV車両は2022年1月以降に配備される予定だ。

同社は走行データと電池残量の推移などのデータを取得・分析し、今後導入する郵便局の集配用EVだけでなく、商用EV全体の走行性能の向上に取り組むことで、日本全体のEVの普及に貢献していく。

11月10日に実施された小山郵便局でのセレモニー
11月18日に実施された沼津郵便局でのセレモニー

18日のセレモニーで、三菱自動車の若林陽介執行役員は次のように述べている。
「当社は、現在唯一の軽商用EVバンを保有する国内自動車メーカーとして、10年超にわたり独自の取り組みを進めてまいりました。今回、『カーボンニュートラル』という大きな社会課題解決に挑戦する取り組みにご一緒させていただけたことを大変光栄に感じております」

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