全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した統計によると、2021年11月の軽四輪車の販売台数は13万3179台で、前年同月比ではマイナス26%。一方で前月比では29.8%プラスとなった。
それでは「軽四輪車通称名別新車販売台数」でモデル名別の販売台数を見てみよう。
1位:ホンダN-BOX 1万5482台(前年同月比98.7%)
2位:ダイハツ・タント 1万822台(前年同月比102.1%)
3位:スズキ・スペーシア 1万790台(前年同月比89.7%)
4位:日産ルークス 7413台(前年同月比82.2%)
5位:スズキ・ワゴンR 7267台(前年同月比129.8%)
6位:ダイハツ・ムーブ 5979台(前年同月比59.9%)
7位:ダイハツ・タフト 5613台(前年同月比86.3%)
8位:ダイハツ・ミラ 5396台(前年同月比88.9%)
9位:スズキ・ハスラー 4812台(前年同月比73.1%)
10位:スズキ・ジムニー 4652台(前年同月比107.1%)
11位:スズキ・アルト 4160台(前年同月比73.6%)
12位:日産デイズ 3863台(前年同月比71.3%)
13位:ホンダN-WGN 3599/台(前年同月比81.1%)
14位:三菱・eK 1906台(前年同月比94.5%)
15位:ダイハツ・キャスト 1738台(前年同月比99.8%)
1位は1万5482台でホンダN-BOX。10月は生産調整の影響で、7442台で3位と落ち込んでいたが、11月は生産台数が倍増した。また、登録車を合わせた全体の新車販売台数でも2位のトヨタ・カローラに約2000台の差をつけ1位となった。N-BOXが全体の新車販売台数でトップになったのは5ヵ月ぶりだ。
また、2位、3位、4位はダイハツ・タント、スズキ・スペーシア、日産ルークスといずれもスーパーハイト系が占めた。
10月に1位だった。ワゴンRは5位に後退したものの、前年同月比129.8%と好調を維持している。8月末に登場したワゴンRスマイルが要因だろう。
ここしばらく、半導体不足など新車減産が続いているが、今月は少し状況が明るくなってきた。少しでも早く自動車業界に活気が戻ってくることを切に願っている。