ヤマハが「浜名湖ワンダーレイク・プロジェクト」に協賛。浜名湖の豊かな生態系を取り戻すためアマモの再生を支援

ヤマハ発動機はこのたび、公益財団法人 日本財団が主導する「海と日本プロジェクト」の一環である、「浜名湖ワンダーレイク・プロジェクト(運営:一般社団法人 静岡UP)」に対し、応援企業として協賛すると発表した。

ヤマハにとって浜名湖は”マザーレイク”。湖周辺の清掃活動を毎年実施するなど環境保護活動を推進してきた同社が本プロジェクトに共感

浜名湖では近年、水質の悪化(よどみ)や特産品でもあるアサリやエビ、カニなどの海洋生物の減少が課題となっている。その原因のひとつとして考えられているのが海草の1種であるアマモの減少だ。本プロジェクトは、この課題を改善するためにアマモの育成・再生を通じて、再び豊かな浜名湖の生態系を取り戻すことを目的としている。

ヤマハのマリン事業は60年を超える歴史を持ち、事業の創業時から浜名湖畔に開発・実験施設を保有している。歴代の船外機やボート、水上オートバイなどの研究開発をこの浜名湖で行い、現在の世界最大規模のマリンメーカーにまで成長した。同社にとって、浜名湖は多大な恩恵を受けてきた“マザーレイク”と呼ぶべき存在であり、これまでにも湖周辺の清掃活動を毎年実施するなど、環境保護活動を推進してきた。本プロジェクトの主旨は同社の想いとも共感するものであり、今回の協賛決定に至った。具体的な協賛活動は以下を予定している。

「天浜線アマモ列車」車内ポスターイメージ
「天浜線アマモ駅」(知波田駅の副駅名)駅名看板イメージ

アマモ栽培水槽説明看板へのロゴマーク掲示
浜名湖体験学習施設ウォット(静岡県浜松市中央区舞阪町弁天島5005-3)中庭に設置される、アマモ栽培手法を説明する看板に対し、応援企業としてヤマハのロゴプレートを掲示
・掲示期間:2024年12月20日~2025年12月31日

「天浜線アマモ列車」車内ポスターへのロゴマーク掲示
天竜浜名湖鉄道が期間限定で特別に運航する「天浜線アマモ列車」において、車内に掲示するアマモについて学ぶクイズ形式のポスター(19枚)について、この内の11枚にヤマハのロゴマークを掲示する。
・掲示期間:2024年12月15日~2025年3月31日

「天浜線アマモ駅」(知波田駅の副駅名)駅名看板
天竜浜名湖鉄道が期間限定で知波田(ちばた)駅の副駅名を「アマモ駅」と命名。このアマモ駅の駅名看板に応援企業としてヤマハロゴマークを掲示する。
・掲示期間:2024年12月12日~2025年3月31日

浜名湖ワンダーレイク・プロジェクト
人々の生活が発展を遂げ、便利になっていく一方で、浜名湖の水は長い期間をかけてよどみ続け、元気をなくしてしまった。現在、浜名湖に起きている異変を知り、生き物たちが暮らしやすい環境を取り戻すためのアクションを環境保護団体、研究機関、近隣の小中学校、企業に広め、本来の生き生きとした浜名湖を取り戻し、未来へと繋ぐ活動を展開している。

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