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スマホナビとの「いいとこ取り」とハイエンドサウンド
彩速ナビを名乗るのは、画面の美しさ、そして動作の速さを兼ね備えているから。その上で今回の特徴となるのは、本格カーナビでありながらディスプレイオーディオの利点をも取り込んでしまった点にある。

Apple CarPlayやアAndoroid Autoとワイヤレスでつながり、ホーム画面に表示されるアイコンですぐに使い分けられる。それどころか、「ハイ彩速」「Hey Siri」「Ok Google」と言い分ければそれだけで、ボイストリガーが反応して呼ばれた機能が顔をだす。まさにシームレスの感覚で、それぞれの利点を活かしきれるのだ。

画面表示では地図情報と同時に表示できるAV画面を自在に拡大縮小でき、最大で6.5インチまで大きくすることが可能だ。また手持ちの動画をワイヤレスでHD高画質で再生できる。

また、サウンドにも力が入る。まさに、ビクタースタジオとケンウッドの技術の結晶で、CDの高周波でカットオフされた成分を復元する技術『K2テクノロジー』も搭載。また細かすぎるほどのサウンド調整機能によって、ベストの音響空間を実現できる。
ドラレコではなく、あくまでもルームミラーの進化
これまでルームミラーにはいくつもの欠点があった。荷物を積載してしまったり、後席に人が乗ると見えにくくなること。また、夜間での視認性の悪さだ。これらを解決する手段として登場したのがデジタルルームミラーではあるが、こちらにも欠点がある。肉眼に近い見え方ではない。夜間にノイズが入る。といったことだ。
それらを解決するためには、ハイフレームレートであることが求められた。59fpsというレートは従来の2倍程度。高速で動いていても自然に見える。ただし60fpsにしなかったのは、LEDライトがそのレートでは同期する可能性があり、点灯しない状態で映り続ける可能性があるためだ。
また、オムニビジョン社のPureCel Plus Sを搭載、高感度CMOSセンサーによるクリアな映像を実現した。しかし、ドライブレコーダーの考え方では、ものをしっかり見せることに主眼が置かれる。しかしルームミラーはよく見える必要はあるが、自然に見えることも重要でありルームミラーなりの開発に特化したという。
