メルセデス『Sクラス』新型が出現、「星空ヘッドライト」が初露出!

メルセデス・ベンツ Sクラス改良新型 プロトタイプ スパイショット
第7世代となる現行型Sクラス(W223)は、20220年にデビュー、今年で5年目に入る。当初2024年後半または2025年初頭に計画されていたワールドプレミアは、EV市場の鈍化によりフェイスリフトの導入を延期することを決定したとみられ、登場は早くても2025年後半、あるいは2027年初頭となりそうだ。

グリルサイズがバンパーまで拡大され、現行モデルよりも高くなる

メルセデスベンツは、現在フラッグシップサルーン『Sクラス』改良新型に着手しているが、実車プロトタイプにカメラが迫った。

第7世代となる現行型Sクラス(W223)は、20220年にデビュー、今年で5年目に入る。当初2024年後半または2025年初頭に計画されていたワールドプレミアは、EV市場の鈍化によりフェイスリフトの導入を延期することを決定したとみられ、登場は早くても2025年後半、あるいは2027年初頭となりそうだ。

メルセデス・ベンツ Sクラス改良新型 プロトタイプ スパイショット

厳冬のスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、まだ厳重にカモフラージュが施されているが、大きな変更を示唆している。

フロントエンドでは、グリルサイズがバンパーまで拡大され、現行モデルよりも高くなっているようだ。その両側には、3つの尖った星のグラフィックを組み込んだ新しいヘッドライトを配置、これらは、昼間のランニングライトと方向指示器の両方として機能するはずだ。そのほか、改良されたエアインテークを備えた新しいフロントバンパーが装備される。

メルセデス・ベンツ Sクラス改良新型 プロトタイプ スパイショット

側面では、サイドミラーが偽装されており、新設計されるようだ。後部では、星のグラフィックが特徴的な新設計のLEDテールライトが確認できる。また、進化したバンパーを備え、リフレクターと排気管にもいくつかの変更が加えられる可能性もあるだろう。

キャビン内にも大きな進化を果たす。公式発表はないが、改良新型ではハイパースクリーンディスプレイを備えた、まったく新しいダッシュボードを採用すると噂されているほか、今流行の助手席用スクリーンも搭載される予定だ。

現行Sクラスのパワートレインは、最高出力448ps、最大トルク559Nmを発揮する3.0L直列6気筒ターボ+マイルドハイブリッドの「S 500」や、最高出力503psを発揮する4.0L V8ツインターボを搭載する「S580」他がラインナップされている。S580に積まれている「M176」エンジンは「M177」に変更され、最高出力は517psへ向上することがわかっている。それに伴い、他のグレードも出力やプラグインハイブリッドのEV走行距離が向上すると予想される。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…