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ダイハツ ムーヴ キャンバスは、2016年に発売された軽トールワゴンで、従来のムーヴシリーズをベースとしつつ、より多様化するユーザーニーズに応えるために開発された特別なモデルです。その主なターゲットは女性ユーザーや若い家族で、実用性、デザイン、快適性を高い次元で融合させた車として注目を集めました。

初代ムーヴ キャンバスは、その個性的なデザインとスライドドアをはじめとする高い利便性で多くの支持を集めましたが、さらなる改良が求められていました。そこで2022年7月に新型の2代目モデルが登場しましたが、『トミカ』の『No.86 ダイハツ ムーヴ キャンバス』は、この2代目モデルを再現しています。2代目モデルはデザイン、機能性、メカニズム、安全性能が大幅に刷新され、女性ユーザーを主なターゲットとしながらも、より幅広いライフスタイルに対応する多機能性と先進的な技術を備えた軽自動車となっています。


2代目モデルはダイハツの新世代軽自動車プラットフォーム『DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)』を採用し、大幅な進化を遂げています。そのデザインは、初代の特徴であった丸みを帯びた親しみやすいスタイルを継承しつつ、現代的なアレンジが加えられています。フロントフェイスには、新しいLEDヘッドライトとグリルデザインを採用。ヘッドライトは視認性を向上させるだけでなく、車全体に先進的な印象を与えています。また、新たに設定されたツートーンカラーのボディカラーは、より多くのバリエーションを提供し、ユーザーが自身の個性を表現できるよう工夫されています。さらに細部のメッキ加飾やホイールデザインもアップグレードされ、上質感が向上しています。加えてスライドドアのサイズや操作性が向上し、狭い駐車場やショッピングモールでの使い勝手がさらに向上しています。
搭載されるエンジンは、660ccの自然吸気(NA)エンジンとターボエンジンの2種類。いずれも改良型のエンジンで、低回転域からのトルク向上と燃費性能の最適化が図られています。特にターボモデルでは、登坂時や高速道路での追い越し時に余裕ある走行性能を発揮します。また、燃費性能も向上しています。トランスミッションには改良型のCVTが採用され、変速ショックを抑えた滑らかな加速を可能にしています。これにより、特に都市部でのストップ&ゴーの多い環境で快適な運転が可能となっています。

室内は初代モデルよりもさらに広さと使い勝手が向上しています。後部座席には、左右独立でリクライニングやスライドが可能なシートが採用され、荷物や乗員に応じて柔軟にアレンジできます。シートをフルフラットにすることで、車中泊やアウトドアでの使用にも対応可能となっています。車内には20を超える収納スペースが設けられており、日常的な小物から買い物袋まで整理しやすい設計が特徴となっています。特に助手席下部の収納スペースやリヤシート下の引き出し式収納は便利だとユーザーから好評を博しています。さらに、ダイハツ初となる『ナノイーX』搭載のエアコンを標準装備し、車内の空気を清潔に保ちます。また、9インチの大型ディスプレイオーディオやスマートフォン連携機能もオプション設定され、快適性と利便性が大幅に向上しています。

2代目モデルでは、ダイハツの安全装備『スマートアシスト』がさらに進化しています。機能の充実により、安全性能は軽自動車の中でもトップクラスを誇ることになりました。これらの機能により、日常の運転や高速道路での長距離移動がより安心して行なえるようになっています。

DNGAプラットフォームによる剛性向上と軽量化は、走行性能と乗り心地に大きく貢献しています。2代目モデルでは、振動吸収性が向上したサスペンションを採用しており、路面の凹凸を滑らかに吸収しています。これにより、乗員全員が快適に過ごせる室内空間を提供しています。また、静粛性の向上も見逃せないポイントです。エンジン音や路面ノイズを効果的に抑える工夫がなされており、会話や音楽を楽しみながら移動できる環境を実現しています。

2代目ダイハツ ムーヴ キャンバスは、初代モデルからの進化を余すことなく体現した軽トールワゴンです。そのデザインはより洗練され、機能性はさらに高まりました。また、最新の安全技術や快適装備を惜しみなく投入し、日常使いからアウトドアまで幅広いシーンに対応可能な軽自動車として、多くのユーザーに支持されています。特に、ファミリー層や女性ドライバーにとって、実用性とデザイン性のバランスが取れた一台であり、軽自動車の新たな可能性を示す存在となっています。『トミカ』の『No.86 ダイハツ ムーヴ キャンバス』は、この2代目モデルの魅力を的確に再現した1台となっています。ムーヴ キャンバスには“ストライプス”と“セオリー”の2タイプがありますが、通常版、初回限定版ともに、そのボディの塗装から“ストライプス”をモデル化しています。グレードまでは判然としませんが、そこまでの特定は野暮と言うものでしょう。この魅力的な軽自動車っを、ぜひ、あなたのコレクションに加えてみてはいかがでしょうか?
■ダイハツ ムーヴ キャンバス ストライプスX (FF/2022年モデル)主要諸元(『トミカ』のモデル車両と必ずしも同一ではありません)
全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1655
ホイールベース(mm):2460
トレッド(前/後・mm) : 1300/1295
車両重量(kg):870
エンジン形式:KF型 直列3気筒DOHC
排気量(cc):658
エンジン最高出力:38kW(52ps)/6900rpm
エンジン最大トルク:60Nm(6.1kgm)/3600rpm
トランスミッション:CVT
サスペンション(前/後):ストラット/トーションビーム
ブレーキ(前/後) :ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイヤ(前後): 155/65R14 75S
■毎月第3土曜日はトミカの日!

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2025年1月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.86 トヨタ GR 86』に替わって『No.86 ダイハツ ムーヴ キャンバス』が登場します。『No.86 ダイハツ ムーヴ キャンバス』には、初回出荷のみの特別仕様(特別色)もあります。また、それまでの『No.81 スズキ ワゴンRスマイル』に替わって『No.81 ダイハツ ロッキー パトロールカー』が登場します。