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スズキのスペシャリストが手がけるヒット作フロンクスのリフトアップモデル

軽自動車を主力とするスズキだが、登録車、中でもSUVの根強いファンは多く、最新のフロンクスは、圧倒的なコスパと多彩な装備、インド生産であることを感じさせない高い品質により、好調な出だしとなっている。「世界最速のリフトアップ」を標榜するアウトクラスカーズのコンプリートカーは、約1か月で完成にこぎ着けたという。なお、埼玉のスズキ・コンプリートカーで知られるセイシュンオートとの共同出展となる。
スズキ・フロンクスは、2024年10月末時点で1万台の受注を獲得したというアナウンスからすでに2か月半経っているだけに、さらに販売ランキングで上位に顔を出すはずだ。日本向けは、FFと4WDを設定し、単一グレードのみの展開となっている。アウトクラスカーズの同モデルは、4WDがベース。
「S」マークを外し、専用ロゴでランクル風の顔つきに!?

ジムニーをはじめ、スズキのコンプリートカー(スズキの副代理店)を手がけるアウトクラス。フロンクスの出展車両で目を惹くのは顔つき。スズキの「S」マークを取り外し、自社の「OUTCLASS」を流行のブランドロゴ風に配置(商品化するという)。さらに、その右下(助手席側)に「GR」風の黒と赤のロゴ「SC」を用意する遊び心もあって、一見するとどのメーカー(ブランド)のどんなモデルか分からない変わり映え感を演出している。トヨタの新型SUVか!? と勘違いしそうな出来映えだ。

エアロキットは、上記のフロントエンブレムマウント、ワンオフのオーバーフェンダー、フロントアンダーガーニッシュ、リヤエンブレムスムージングからなり、ベース車の存在感のある顔つきをさらに強調している。

足元には、デルタフォース製のオーバーランダー(前後サイズ:16×7.0J+35)とホワイトレターが目を惹くトーヨータイヤの「オープンカントリーRT(前後サイズ:215/65R16)」を組み合わせている。純正のように見えるようにオーバーフェンダーを加工するなど、さり気ないカスタマイズがポイントだという。なお、同タイヤは、トラクション性能に優れた「マッドテレーンタイプ」、オンロードとオフロードとのバランスを備える「オールテレーンタイプ」を両立するパターンデザインが特徴。

足まわりは、サスペンションキットは「SC 4インチリフトアップKit」で、ダンパーに「SC ロングショック」、スプリングは「SCロングコイル」となっている。

ほかにも、「SCロングブレーキホース」が用意されている。内装はほぼノーマルだが、デルタフォースのシートカバーである「ウォータープルーフシートカバー」をはじめ、「フラットキャリア」、「ハードカーゴオーニング」、「ノブサイトHALOシリーズ 3インチ/4.5インチ」、「ノブサイト・サイバーシリーズ4.5インチ」が装着されていた。東京オートサロン後、同コンプリートカーは、埼玉のセイシュンオートで展示されるという。