軽量カーボンファイバー製リップスポイラー、特徴的なボンネットと新しいサイドスカートなど装備

7シリーズは、市場で最も大胆で賛否両論のあるフルサイズ・ラグジュアリー・セダンのひとつだ。巨大なグリルから奇抜なデザインキューまで、愛好家の間で議論を巻き起こしてきたが、ラルテはさらに変化をもたらせている。

ボディキットは、フロントバンパーに装着された軽量カーボンファイバー製リップスポイラーから始まる。これは7シリーズの重量を軽くすることが目的というわけではなく、見た目を重視したという。また、特徴的なボンネットと、新しいサイドスカートのセットを組み合わせている。
おそらく、エアロキットで最も目を引く部分はリヤセクションにあると言っていいだろう。大きなリップスポイラーと、控えめなサイドフィン付きのディフューザーが、7シリーズの賛否両論の外観を強調するかのようだ。
これらのパーツのほとんどは、ド派手な塗装に隠れている。 760iの下半分にはドラマチックなグリーンを採用、上半分はブラックで仕上げられている。

このアップグレード価格は公表しておらず、興味のある顧客はチューナーと直接話し、交渉することができるという。ただし、アップグレードされた部品を自分で取り付けるスキルがない限り、購入者は取り付けコストも考慮する必要がある。
意外にも変わっていないのはボンネットの下だ。760iは最高出力536ps、最大トルク750Nmを発揮する4.4L・V8ツインターボエンジンを搭載、パフォーマンス「M」モデルでないことを考慮すれば印象的な数値であり、キャリーオーバーで十分と考えたのだろう。
価格を顧客とブランドが決めるという斬新な手法により、いくらの価値が付けられるのか、興味がそそられる。


