生産中止となった「WK2」世代がベース

アークティックトラックは、30年以上の歴史をもつロシアのチューニングスペシャリストで、トヨタなど日本車をはじめ、ランドローバーなど幅広く手掛けている。

今回発表されたジープ「グランドチェロキー AT35」は、生産中止となった「WK2」世代をベースにしており、より大きなタイヤ、幅広のフェンダーエクステンション、サスペンションのアップグレードを備えている。WK2は2010年から2022年まで12年間生産され、その後継車であるグランドチェロキーWLは、2021年にステランティスの新しい基盤を採用し導入されている。
同ブランドのすべての AT35 コンバージョンと同様に、グランドチェロキーには35インチの分厚いタイヤが装着され、オールテレーンタイヤは、BBSスタイルのデザインと、ダークな仕上げが施された20インチの鍛造ホイールに巻かれている。そしてもうひとつの刺激的な特徴は、車体の色に合わせたカスタムフェンダーエクステンションだ。



大型ボディは、フロントエアストラット、新しいリヤショック、エアスプリングを備え、改良されたサスペンションによって支えられ、アップグレードにより、地上高が 67 mm (2.6インチ) 増加し、最大339 mm (13.4インチ) になる。また、トラックも140 mm(5.5インチ)広くなっている。
これらの変更は、ジープのオフロード アングルにプラスの効果をもたらし、同ブランドは、デパーチャーアングルが13度増加したと説明しており、どんな地形でもほぼ無敵といっていいだろう。また、特に寒冷気候地域での使用のために、防錆保護を施している。
写真のモデルは、現在ロシアで販売されており、同様のカスタムの注文を受け付けている。このモデルには、通常の3.6LペンスターV6エンジンが搭載されており、走行距離は158,000km、アップグレードに5,600ドル(約87万円)かかるとしている。






