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軽自動車並みの最小回転半径 街乗りで楽に走れるのも魅力
最近はコンパクトカーでも「どこがコンパクトなのよ?」とツッコミを入れたくなるモデルも多い。そんな中、正真正銘コンパクトなのが、ルノー・トゥインゴ。現在、日本で新車購入できる4ドア登録車の中では、ボディサイズは最も小さい。
エクステリア

小さければ取り回しが良いのは当然として、トゥインゴの最小回転半径は4.3mと軽自動車並み。特にバックしながらフルステアすると、笑ってしまうほど小まわりが利く。
インストルメントパネル

秘密はエンジン搭載位置。ラゲッジスペースの下にエンジンを搭載しているから、ボンネットの下に邪魔な物はなく、前輪の切れ角が大きく取れるからだ。エンジンレイアウトは公式的にはRR(リヤエンジン・リヤドライブ)とされているが、後輪の中心よりクランクセンターが前にあるから、厳密に言えば〝リヤミッドシップ〞。前後重量配分は45対55とリヤ寄りだ。
居住性


しかし〝ミッドシップ〞という語感からイメージするようなクイック感はなく、日常使いでもリラックスして運転できる。これは容易にスピンしないよう、前輪より後輪を太くしているからだ。欠点があるとすれば、ラゲッジの小ささ。荷物を積むなら2名での使用が現実的だが、だから「TWINでGO!」なのだ。
うれしい装備


間販売台数 NO DATA
現行型発表 16年7月(「INTENS MT」追加 22年3月)
WLTCモード燃費 20.7 ㎞/ℓ※「INTENS MT」

ラゲッジルーム


残念なのは、日本仕様はすでに昨年末で生産が終了していること。販売は在庫限りとなるので、好みのグレードやカラーは選べないかもしれない。後継モデルに関するアナウンスもないので、欲しい人は今すぐディーラーへGO!

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.159「2024-2025 コンパクトカーのすべて」の再構成です。