三菱は現在、クロスオーバーSUV「パジェロスポーツ」後継モデルを開発中だが、その最新情報を入手した。

初代パジェロスポーツは、1996年に2代目「パジェロ」のラダーフレームを流用して登場した。日本では「チャレンジャー」として販売されていたが、2001年までの1世代限りで生産終了した。その後は海外専売となり、一部市場では「モンテロスポーツ」として販売。第3世代となる現行型は2015年に登場しており、10年ぶりのフルモデルチェンジとなる。

現在は米国や日本では発売されていないが、パジェロスポーツは同ブランドにとって重要なモデルであることに変わりはなく、世代交代のタイミングで現在未発売の国への導入に期待もかかる。
捉えたプロトタイプは、全体的な形状は現行モデルと似ているが、競合車と同等になるように新しいデザイン要素が採用されていることを示している。

フロントエンドは明らかに最新の「L200 / Triton」ピックアップトラックの影響を受けている。メインヘッドライトの上には、同じ大きなグリルと同様の LED デイタイムランニングライトが配置されている。このプロトタイプは、現行パジェロスポーツのボディパネルを一部流用している可能性があるが、量産モデルではこれが廃止されるはずだ。
新型パジェロスポーツの基盤となるのは、2023年から販売されている第6世代L200 / トライトンと同じラダーフレームシャーシのアップデートバージョンだ。このピックアップには、2.4L直列4気筒ガソリン、2.4Lディーゼルターボが用意されているが、市場に応じて、直列4気筒エンジンと2.4L直列4気筒ディーゼルツインターボエンジンが提供されている。最高出力は148psから201psで、6速MTと6速ATが組み合わされている。
おそらくパジェロスポーツは、トライトンのエンジンオプションを流用することになるだろうが、ガソリンバージョンとディーゼルバージョンの両方が用意されるかどうかは不明だ。
キャビン内もいくつかアップグレードされると予想されており、主なアップデートにはトライトンと同様に、新しい9インチのインフォテインメントスクリーンと多数の物理ボタンとスイッチが含まれる予定だ。
第4世代パジェロスポーツのワールドプレミアは、早ければ2025年終わり、あるいは2026年初頭と予想されるが、日本市場では「チャレンジャー」として復活、あるいは「SUV版トライトン」としての登場も期待したい。















