トミカ × リアルカー オールカタログ / No.7 メルセデス-AMG GT R

トミカ × リアルカー オールカタログ / No.7 メルセデス-AMG GT R

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.7 メルセデス-AMG GT R (サスペンション可動、左右ドア開閉・希望小売価格495円・税込)
メルセデス-AMG GT Rのフロントビュー(2018年モデル・本国仕様)
メルセデス-AMG GT Rのリヤビュー。(2018年モデル・本国仕様)

メルセデス-AMG GT Rは、2021年12月1日現在、トミカの番号順で最初に出てくる市販外国車です。「メルセデス-AMG」とはドイツの自動車メーカーのダイムラーのスポーツカー/レーシングカー系ブランドで、メルセデスの中でも「究極のハイパフォーマンスを追求するモデル」に位置付けられています。

もともとAMGは独立したチューニング会社でしたが、1999年にダイムラー・クライスラー(当時)に吸収され、さらに2014年からは「メルセデス-AMG」の名で、ダイムラーのスポーツカー・ブランドとして再編されました。

まるでレーシングカーのようなコクピット。

さて、メルセデス-AMGのブランドでの第一弾となったメルセデス-AMG GTは、2014年(日本では2015年)にデビューした、後部に350ℓの容量のラゲッジスペースを備えた大型リヤゲートを持つ、ロングノーズ・ショートデッキのクーペ・スタイルのボディの高性能スポーツカーで、専用に開発されたAMG M178型 4.0ℓ V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力340kW(460ps)/6000rpm、最大トルク600Nm(61.2kgm)/5000rpmを発揮します。改良が重ねられた結果、2021年現在では最高出力530ps、最大トルク68.3kgmまで進化しています。

2021年12月現在は販売終了となりましたが、さらにエンジンが磨き上げられたメルセデス-AMG GT Sになると最高出力510ps、最大トルク66.3kgmを発揮し、こちらも2020年8月までには最高出力522ps、最大トルク68.3kgmに達していました。

メルセデス-AMG GT専用開発のAMG M178型 4.0ℓ V型8気筒ツインターボエンジン。

さて、メルセデス-AMG GTには2021年12月現在、クーペ・ボディのほかに、オープンカーのメルセデス-AMG GTロードスターが仲間に加わり、クーペ、ロードスターともにノーマルのGT、少し豪華な仕様のGT Cというモデルが用意されています。2020年8月までは、GTよりもエンジンに磨きがかけられた、先述のGT Sというモデルも用意されていました。

このメルセデス-AMG GTファミリーの中でも最も特別な存在が、トミカになっているメルセデス-AMG GT Rです。このクルマは完全受注生産で作られる、ファミリーの中でも最高の性能を誇る超高性能車で、クーペ・ボディのモデルしかありません。日本では2017年にデビューしました。

カーボンファイバー製トルクチューブや鍛造アルミホイール、チタン製リヤサイレンサーなどで軽量化されたほか、メルセデス-AMGとして初めて後輪操舵機構を搭載、コーナーリング性能や高速走行時の安定性が高められている。

エンジンはメルセデス-AMG GT S よりさらに磨き上げられて最高出力585ps、最大トルク71.4kgmに達し、コーナーリング性能や高速走行時の安定性を高めるために、リヤアクスルにメルセデス-AMGとして初めて後輪操舵機構を搭載しました。このほかカーボンファイバー製ルーフやクロスメンバー、トルクチューブ、鍛造アルミホイール、チタン製リヤサイレンサーなどを用いることで、GT Sよりさらに15kg軽量化されています。また、ボディ形状も大きく手が加えられ、前後ともにワイド化されているほか、専用デザインの前後バンパーやディフューザーに加え、ブレードの角度を調整可能なアジャスタブルリヤウイングが採用されています。

メルセデス-AMG GT Rはその高性能から、F1など様々なレースでペースカーとして使用されている。写真はアメリカのIMSAレースで使用されているもの。

■メルセデス-AMG GT R 主要諸元

全長×全幅×全高(mm):4550×2005×1290

ホイールベース(mm):2630

トレッド(前/後・mm) :1700/1690

車両重量(kg):1690

エンジン形式:型 AMG M178型 V型8気筒DOHC ツインターボ付き

排気量(cc):3982

最高出力:430kW(585ps)/6250rpm

最大トルク:700Nm(71.4 kgm)/2100-5500rpm

トランスミッション:7速AT

サスペンション(前後):ダブルウィッシュボーン

ブレーキ(前後) :ベンチレーテッドディスク

タイヤ:(前) 275/35R19 (後)325/30R20

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