
ポールスターは先週、ポルシェ マカンに対抗するコンパクト・プレミアムSUV“7”を開発中であることを認めた。海外メディアではこの新型ポールスター“7”が老朽化したクロスオーバーの“2”を間接的に置き換えるものではないかとの報道が相次いだが、新CEOであるマイケル・ローシェラー氏は「実際には“7”と“2”のバッジが並存することになるだろう」と明言した。

また、英『オートカー』誌の取材に対し「“2”は段階的に廃止されえていくが、2030年までには直接的な後継モデルを含む2台の新型SUVが導入予定だ」と語ったようだ。
さらに、「優先順位は“7”であり、2020年にデビューした“2”は、少なくともあと2年は持ちこたえねばならない」という。同氏はMY25アップデート後も「まだ何年も続く」と語り、「このブランドの車の中では一番気に入っている」と説明した。
“7”と第二世代のは“2”どちらも新しい(おそらくジーリーの)プラットフォームを採用し、アジアや米国ではなくヨーロッパで製造されることがわかっている。これらの登場により、同ブランドのラインナップは7車種に増えることになるが、“7”は“3”よりも小さいなど、各車種が階層のどこに当てはまるか複雑で曖昧になる可能性もある。その他のモデルにはセダンの“4”(すでに登場)、4ドアクーペの“5”、スポーツカーの“6”(どちらも今年登場)などが含まれている。
“7”や次世代“2”がどのようなSUVになるのか興味は尽きないが、ローシェラー氏は、新デザイン責任者のフィリップ・レーマーズ氏に、次世代のEVの構想を練り始める際に、「ポールスターモデルの性能にもっと重点を置くよう指示した」と『オートカー』誌に語ったという。



