
オーストリアでデビューを果たした「Q6 e-tron オフロードコンセプト」は、オフロードセグメントでの可能性を示すモデルとして発表された。車高が160mm高く、トレッド幅が250mm広がったことで、その迫力ある外観が実現されている。

従来のポータルアクスルでは、車輪でのトルクを約20~30%向上させるのに対し、アウディの新しい設計では50%のトルク増加が実現されている。その結果、車両の最高速度は、オフローダーとしては十分な速度である175 km/hに抑えられているが、最大45度の勾配を登ることが可能だ。

このコンセプトカーのベースとなったQ6 e-tronは、PPE(プレミアムプラットフォームエレクトリック)を基にした初めての量産モデルだ。Q6シリーズは、電気自動車の新たな基準を示すモデルであり、優れた走行性能と充電性能だけでなく、一充電航続距離と効率の面でも新たなスタンダードを確立している。






