お値段は1億4千万円! 90年代フェラーリ「360モデナ」の血を引くフレンチスポーツカー登場!

アンソニー・ジャンナレリー/Art Machines 「AElla-60」
同社はÆlla-60の基盤を明確に認めていないが、この車はアルミ製シャーシとミッドマウントの3.6リッター自然吸気V8エンジンを搭載していると述べた。これは、1999年から2005年にかけて製造されたモデル、フェラーリ「360モデナ」と基盤を共有していることを強く示唆している。

フェラーリ360モデナの最高出力395psから大幅に向上した473psを発揮

ケータハムのフレンチデザイナー、アンソニー・ジャンナレリー氏が、ベンチャー企業「Art Machines」の協力のもと制作した、「AElla-60」を公開した。

アンソニー・ジャンナレリー/Art Machines 「AElla-60」

同社はÆlla-60の基盤を明確に認めていないが、この車はアルミ製シャーシとミッドマウントの3.6L 自然吸気V8エンジンを搭載していると述べた。これは1999年から2005年にかけて製造されたモデル、フェラーリ「360モデナ」と基盤を共有していることを強く示唆している。

アンソニー・ジャンナレリー/Art Machines 「AElla-60」

搭載されるV8エンジンは6速マニュアルトランスミッションと組み合わされ、最高出力473psを発揮するが、これはオリジナル360の最高出力395psから大幅に向上している。

ただし、フェラーリにはあまり似ておらず、2023年に初公開された、ケータハム初のEVスポーツカーコンセプト「プロジェクトV」に似ていることがわかる。ジャンナレリー氏は数年前にケータハムに入社、モデルの設計に加わっており、いくつかの類似点が見られるのも当然だ。また同氏は、映画「ワイルド・スピードSKY MISSION」で、アブダビの高層ビルの間を飛び超えたWモーターズ「ライカン・ハイパースポーツ」も手掛けている。

Ælla-60は、魅惑的な曲線と、1950年代や60年代のレースカーを彷彿とさせる大きなグリルが特徴で、セクシーなフロントフェンダー、流れるようなルーフ、バタフライドアを備え、実にゴージャスなエクステリアが完成している。

リアセクションでは、シンプルな丸型LEDテールライトを装備、ゴールドのアクセント、デュアルエキゾーストパイプ、カーボンデュフューザーも際立っている。

インテリアは、アナログゲージやダイヤル、物理的なトグルスイッチが新鮮に備わっているほか露出したシフトリンケージも目を引いている。また、シンプルな 3 本スポークステアリングホイールと、カーボンファイバー製のバケットシートが高級感を高めている。

ジャンナレリー氏によると、この車はわずか1,130 kg(2,491ポンド)で、時速62マイル(100 km/h)まで3.5秒という驚異的な速さで加速するという。

大変魅力的なスタイルと性能だが、手に入れるには、かなりの覚悟が入りそうだ。価格は税抜きで約89万8000ドル(約1億4千万円)からで、生産はジャンナレリー氏が5件の注文を確保した場合にのみ開始され、最終的には60台の生産が見込まれているという。

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著者プロフィール

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…