ヤマハ発動機、設楽元文氏が新社長に就任。ヤマハ愛と豊富な実績が評価され、経営刷新を図る。

ヤマハ発動機は2月15日、設楽元文氏が新社長に就任したと発表した。同氏のヤマハ愛や幅広い経験と実績が評価され、経営刷新と成長戦略の推進を託されることになった。

設楽氏の愛車は「ヤマハ・XSR900」のバイク愛好家

ヤマハ発動機は2025年2月15日、設楽元文氏が新たに代表取締役社長に就任したと発表した。設楽氏は1986年にヤマハ発動機に入社し、営業や商品企画、財務など多岐にわたる分野で経験を積んできた。2018年にはインドグループ会社の取締役社長に就任し、インド市場での事業拡大に貢献した。2024年10月からは代表取締役副社長執行役員を務めた。

設楽氏の社長就任にともない、代表取締役会長 兼 社長の渡部克明氏は会長となる。

ヤマハ発動機の社長に就任した設楽元文氏

設楽氏が新社長に選ばれた理由として、同氏が熱烈なヤマハファンであることや、豊富な経験と多岐にわたる実績が挙げられた。また、設楽氏はツーリングやキャンプ、靴磨きなど多彩な趣味を持ち、現行型のXSR900を愛車とするなど、バイク愛好家としての一面も持つ。このような背景から、同氏がユーザー目線を持ちながら、ヤマハ発動機のさらなる成長と発展を牽引することが期待されている。

ヤマハ発動機の会長となった渡部克明氏(左)と、新社長に就任した設楽元文氏(右)

設楽氏は就任にあたり、「中高年ライダーには、模範となるマナーや乗り方を見せてほしい。海外では成熟したベテランライダーへの憧れが需要を創出している。日本でもそうした文化が根付き、バイクの楽しみ方が普及していくことを切に願っている」とコメントしている。この発言からも、同氏がバイク文化の発展と安全性向上に強い意欲を持っていることがうかがえる。 

ヤマハ発動機は、設楽新社長のリーダーシップの下、さらなる成長と革新を目指すとしている。同社の今後の展開に注目が集まる。

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