写真、動画、広告までも・・・フロントバンパーがキャンバスに

近年、テスラや他の電気自動車のミニマルで、グリルのないフロントエンドを見かけるが、その空きスペースをもっと個人的な目的に役立てたらどうだろうか? EVisionが提案する解決策は、テスラのフロント部分に華やかさを加えることを目指し、ワイドLED ディスプレイをバンパーに直接取り付け、所有者がグラフィックや写真からビデオまであらゆるものを投影できるようにしている。

このコンセプトは画期的なものではない。自動車メーカーはさまざまなコンセプトカーで派手なフロントエンドディスプレイのアイデアを試してきたし、中国GMの「Baojun EV」のように、リアエンドスクリーンを備えた量産車も見せたことがあるからだ。しかし、CES 2025で世界デビューを果たした EVision のソリューションは、このアイデアをアフターマーケットの分野に持ち込んだ。
EVision のデモでは、テスラ「モデルY」のフロントスクリーンに、フェラーリ、マセラティ、ブガッティ、ロールスロイスなどのモデルにインスピレーションを得たさまざまなスタイルと、ダミーのインテーク、DRLの無数のバリエーションを表示した。ディスプレイには、銀河や風景、都市の風景など、あらゆるアニメーションやグラフィックを表示することもできるという。
同社によれば、このディスプレイは「ドライバーのユニークな個性を反映し、テスラ モデルYをダイナミックで注目を集める存在に変える」とのこと。さらに、「完全にカスタマイズ可能なLEDグリル」は、広告やさまざまなメッセージを表示するプロモーション目的にも使用可能だ。
今回のスクリーンは、フェイスリフト前のテスラ「モデルY」専用に作られたカスタムバンパーに取り付けられており、ユーザーは専用のスマートフォンアプリを通じてディスプレイを制御、EVの外観を瞬時に変えることができる。
同ブランドは、モデルYに加えて、「サイバートラック」のフロントエンドに搭載された同様のディスプレイのレンダリングも公開している。また、モデルが電気自動車である限り、他のメーカーにも同じ製品を提供することを約束していることからも、今後商用モデルにも展開すれば、可能性は無限大となりそうだ。















