トヨタは「東京オートサロン2025」にて、ミッドシップ4WDの「GRヤリスMコンセプト」を世界初公開したが、現在このプロジェクトを現実のものにする方法を検討しているという。
GRヤリスMコンセプトは、高性能な新型2.0Lエンジンを搭載したコンセプトカー。今年1月の東京オートサロンで発表されたこのミッドシップ4WDマシンは、MR2の後継モデルのテストベッドとして認識されている。

しかし、GRプロジェクトゼネラルマネージャーは、AutoExpress誌の取材に「まだ道のりは長いものの、トヨタは将来的にミッドエンジンのGRヤリスを販売したいと考えている」と語ったという。
そして、「今年はクルマをレースに向けて準備し、そのフィードバックを活用する。大きなトラブルがないか、パフォーマンスが良くない限り、検討するつもりだ」と付け加えたようだ。モンスターミッドエンジンを開発する際には四輪駆動レイアウトがさらに複雑さを増すことを認めたが、すでにGRヤリスよりもさらに機敏に運転できると語っているほか、ミッドエンジンレイアウトのスポーツカーの参考として、ポルシェ・ケイマンを挙げている。

エンジニアリングの進捗次第では、今季後半にもスーパー耐久シリーズに出場する可能性もあるようだ。果たして市販化はいつ頃になるのだろうか?
入手した最新情報によると、発売は最速で2026年以内を目指しており、限定モデルではなく量産モデルになるほか、最高出力も400ps以上を目標にしているようだ。



