新開発「AMG.EA e」プラットフォームを採用
これは、AMG のプラットフォーム「EA」をベースに製造される2番目のモデルとなる。最初のモデルは、昨年すでにさまざまな場所で撮影されているAMG GT 4ドア（X290）サルーンの後継車だ。ただし、2番目の派生モデルは、別の AMG SUV になる。これは完全に電気で、1,000 馬力をはるかに超える出力を発揮するのだ。
このスーパーSUV は、「M GmbH」のBMW XMや、最大905psのロータス エレトレと競合することになる。少なくとも技術データと性能の点では、他の競合車としてはランボルギーニ・ウルスやフェラーリ・プロサングエが考えられるが、最大のライバルと考えられているのは、現在ポルシェが開発中のフラッグシップSUV「K1」だろう。
まだ名前のない電動AMGは、フェラーリのV12エンジン搭載プロサングエと同様に、SUVというよりはクロスオーバーだ。ルーフラインは比較的低く、地上高は控えめで、ガラスハウスは狭く、リヤウィンドウはスポーティに傾斜している。同社の現在のラインアップで最も高価なSUVであるAMG GLS63とは異なり、EVには2列の座席しか置けないはずだ。
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現在発売されているAMG SUVはすべて、通常のメルセデス製品の強化版だが、このモデルはAMG独自のもので、アファルターバッハで社内開発された。全長は約5.1メートル（200インチ）で、ホイールベースは約3メートル（118インチ）と、十分なスペースを確保している。
プロトタイプは、後部のライトはプレースホルダーで、前部はカモフラージュで覆われているが、ヘッドライトの内部には星のモチーフのLEDデイタイムランニングライトが装備される可能性が高い。ただし、従来のクラスターに組み込まれるのではなく、2022年のメルセデスビジョンAMGコンセプトに見られるように、個々のライト要素が車体に直接取り付けられる可能性がある。
メルセデス AMG は、2025 年末に新開発「AMG.EA e（AMGエレクトリック・アーキテクチャ））」プラットフォームを発表し、2026 年に顧客に届ける予定で、独自のバッテリー技術だけでなく、新しいモーターも搭載される。同軸モーターは非常にコンパクトでありながら、高いトルクを発揮、AMG軸流電気モーター1台で最高出力486psと最大トルク800Nmを出力し、重量はわずか24 kgとされている。
AMG.EA プラットフォームでは、前車軸にひとつのモーター、後車軸にひとつのモーターが搭載されている。生産ラインから出荷されるAMG.EAモデルのシステム出力は、約972psと 1,600 Nmのトルクとなっている。
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まだ名前の決まっていないSUVについては、後車軸に2基のエンジン、前車軸に1基のエンジンを搭載したバージョンも準備されており、出力は1400馬力をはるかに超えるものになると予想される。
メルセデスAMGは2026年にこのSUVをデビューさせ、2027年に販売を開始する可能性がある。そうなると、ライバル視されるポルシェK1よりもわずかに先行して市場に出る可能性がある。