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アイデア、形、機能、差別化、持続可能性の5項目において総合的に評価
ドイツ・ハノーバーのiF International Forum Design GmbH(社団法人iF インターナショナル・フォーラム・デザイン)が主催するiFデザインアワードは、1953年に創設されて以来、世界で最も権威のあるデザイン賞のひとつで、毎年優れたデザインを選出している。
iFデザインアワードは、人々のデザインに対する認識を高め、優れたデザインであることを証明し、促進することを目的に開催されており、iFロゴはその証となる。製品、パッケージング、コミュニケーション、インテリアアーキテクチャ、プロフェッショナルコンセプト、サービスデザイン、アーキテクチャ、ユーザーエクスペリエンス(UX)、ユーザーインターフェイス(UI)9つの分野で構成。今年は23カ国から集まった131名のデザイン専門家による審査員により、全世界の製品やプロジェクトなど、66カ国・1万1000件を超える作品が審査された。
このたびの日産が受賞した3点はともに、賞の選考基準であるアイデア、形、機能、差別化、持続可能性の5項目において総合的に評価され、今回の受賞となった。
「日産モーターショーブース -Japan Mobility Show 2023-」

未来のモビリティ社会をインタラクティブに体験できるブースを、ジャパンモビリティショー 2023にて開設。巨大スクリーンと漆黒の床、光の柱を空間全体に配置し、ブースやコンセプトカーとデジタルコンテンツをシームレスに継ぎ目なく親和させ、現在と未来、フィジカルとバーチャル、自然とテクノロジーの融合を表現し、訪れる人々を新たな世界へと誘った。
新デザインプレゼンテーションホール

フィジカルとデジタルの融合によるデザインプロセスの変革を目指し、神奈川県厚木市のグローバルデザインセンター内に新たなるプレゼンテーションホールを建設。幅43m、24K解像度の大型LEDスクリーンは円弧の形状をしており、まるでデジタルコンテンツの世界に足を踏み入れるような設計・配置になっている。フィジカルな環境についても、ホール内と屋外があたかも続いているようにデザイン。日本の伝統的な組子にヒントを得た独特の天井パターンは、伝統と革新の融合が表現された。
「日産モーターショーブース – Auto China 2024 -」

未来のモビリティ社会をインタラクティブに体験できるブースを、中国(北京)モーターショー2024にて開設。3つの立体画面とLEDウォールを配置し、錯視3Dを駆使した映像やAIを活用したユニークな体験型コンテンツなどを映し出し、日産のクルマが実現する未来のライフスタイルを来場者に提示した。