2026年、米国トヨタは「GRスープラ MkV ファイナルエディション」を市場導入する。豊田章男会長が少数精鋭のチームを結成し、現在のGAZOO Racingのフラッグシップスポーツカーとして知られるクルマを再構築したことを記念して、MkV GRスープラは誕生した。ニュルブルクリンクでの徹底的なテストを経て誕生したこのモデルは、ドライバーがハンドルを握るたびにパワフルなパフォーマンスを発揮する。
GRスープラの3.0L直列6気筒ターボエンジンは、幅広い回転域で強力なトルクを発揮し、爽快なパフォーマンスを実現する。8速AT車は最高出力382ps・最大トルク498Nmを発揮し、0-96km/h加速3.9秒、MT車は4.2秒を記録する。AT車はメーカー推定値で市街地9.3km/L、高速道路12.3km/L、複合10.6km/Lの燃費性能を実現している。これは、車両が停止している間はエンジンを停止させる標準装備のスタート/ストップ技術による効果もある。
GRスープラ MkV ファイナルエディションは、この特別仕様モデルのために独自のアップデートが施されている。ディファレンシャル制御と専用制御マップが改良され、タイヤと路面のトラクションが向上し、コーナーリング時のアンダーステアが低減する。また、ブレーキ制御を向上させるため、大型のブレンボ製ブレーキディスクが追加されている。
足まわりは、サスペンションとシャシーの改良により、安定性が向上し、路面とのダイレクトな繋がりが強化されている。また、フロントとリアのホイールキャンバー角を変更することでコーナリング時のグリップ力が向上し、ドライバーはコーナーリング時の安定性を向上させることができる。応答性に優れた電子制御ショックアブソーバーを改良し、フロントスタビライザーを強化することで、走行性能が向上する。
独特で大胆なエクステリアは、新デザインの19インチ・マットブラックホイール、光沢仕上げカーボンファイバー製ダックテールリヤスポイラー、光沢カーボンファイバーミラーキャップによって引き立てられている。
車内では、本革仕立ての運転席シートにアルカンターラ素材を使用し、GRのロゴを刺繍で施しました。また、赤いステッチ、赤いシフトノブのハイライト、赤いシートベルトがスポーティーな内装を際立たせている。
全モデルにロータリータッチコントローラーでも操作可能な8.8インチのタッチスクリーンディスプレイが搭載されている。ワイヤレス充電は、マニュアルトランスミッション搭載の3.0グレード、3.0プレミアムグレード、MkVファイナルエディションに標準装備されている。ワイヤレスApple CarPlayの互換性は3.0グレードで利用可能で、3.0プレミアムグレードでは標準装備となっている。
GRスープラ MkV ファイナルエディションは、世界中のGT4カテゴリーレースで活躍するGRスープラ GT4 EVO2レースカーからインスピレーションを得ており、2つの新しい専用マットカラー、バーンアウトとアンダーカバーから選べるGT4スタイルパック・オプションも用意されている。このスタイルパックには、エクステリアにGT4をイメージしたサイドグラフィック、マット仕上げのカーボンファイバー製ダックテール・リヤスポイラー、マットブラックのリヤ・スープラエンブレム、赤いミラーキャップが含まれている。
