「グリスロ」は万博事務局に無償貸与され、会場でスタッフの移動に活用される予定


ヤマハ発動機社では、人とマシンがパートナーのように呼応し合う親密な関係になれば、そこに「未知の人機官能が生まれるはず」と仮説を立て、「MOTOROiD」(2017年発表)から継続して技術やデザイン等の研究・開発を行っている。
「MOTOROiD」の進化モデルと位置づける「MOTOROiD2」は、オーナーを認識して起き上がり、伴走し、その背に乗せて走行する生き物のような生命感と、「人生の伴侶」のような存在感をもつパーソナルモビリティ。自らをセンシングして不倒状態を保つバランス制御「AMCES」や、オーナーの意思をくみ取りながら状態を判断する「画像認識 AI」の深化、さらにこれまでの2輪車には存在しなかった新たなストラクチャー“LEAF”を身にまとうなど、人とマシンの呼応に特化したスタイリングを主な特徴としている。
一方「ELOVE」は“Game changing!”をコンセプトに、電動スクーターに「AMSAS」を搭載したモデル。2輪車安定化支援システム「AMSAS」は、とくに歩行速度のような極低速運転における転倒不安や疲労からライダーを解放し、安心・快適に二輪車を楽しむための技術だ。

これらの展示に加えて同社は、大阪・関西万博に協賛し、グリーンスローモビリティ(グリスロ)4台を、4月13日〜10月13日の間、万博事務局に無償貸与。グリスロは万博会場で、スタッフの移動に活用される予定だ。
グリスロは、車速20km/h未満で公道を走る低速小型EV。高い環境性能や静音性、窓がない開放的なキャビンは、コミュニケーションを活性化させ、移動そのものがエンターテインメントになる乗車体験を実現する。
🔳「大阪・関西万博」ヤマハ発動機 出展概要
●出展期間:4月13日(日)~ 4月30日(水)
●会場:ROBOT & MOBILITY STATION 展示・PRスペース
●内容:MOTOROiD2・ELOVEの展示およびデモンストレーション