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空気圧や摩耗にひび割れ……タイヤのチェックしてますか?夏タイヤの買い替え時と選び方……買い時タイヤはこれだ!

タイヤは消耗品のひとつ。ゴムは徐々に硬化するし、走行距離が伸びれば摩耗も進む。また本来の性能を発揮するためには、定期的な空気圧チェックは欠かせない。といっても近頃はセルフのガソリンスタンドが増えてきたこともあり、タイヤのエア圧や摩耗チェックをしてもらう機会がめっきり減った。これがバーストによる事故が増えている一因と見る向きもある。

空気圧で燃費が変わる!?

タイヤの適性空気圧は自動車メーカーが様々なテストを行い決めている。エア圧が低すぎたり、高すぎると燃費の悪化に繋がりかねないし、また雨の日にハイドロプレーニング現象も起きやすくなる。さらに偏摩耗の原因にもなるうえに、最悪はタイヤがバーストする恐れも!? 

ひび割れや偏摩耗などは意外に気が付きにくいもの。だからこそタイヤは定期点検する必要があるのだ。

指定空気圧のシールは運転席のドアの内側やダッシュボード側面に貼られているのが一般的。エア圧は1ヵ月に5%ほど低下するといわれる。タイヤ本来の性能を活かすためにも1ヵ月に一度は点検しておきたい。

Meltec『タイヤゲージ F-108(実勢価格:2800円前後/税込)』はホース付きの両口チャックタイプなので、エアバルブが奥まった位置にあるホイールでもスムーズにエア圧チェックできる。

夏タイヤへの履き替え時は点検のチャンス!?

量販店やタイヤ専門店ではタイヤの無料点検を行っていることも多い。そうしたサービスを利用するのも手だが、日頃から自分で点検できるツールを揃えておけばなおさら安心。
ちなみに乗用車はタイヤの残り溝が1.6mm以下になると車検はNGとなる。なぜなら走行中の雨水をしっかりと排出できずにタイヤがスリップするリスクが高まるから。

エアゲージや溝ゲージ、硬度計など、タイヤのセルフ点検に便利なツールはいろいろある。ぜひ活用したい。

またタイヤのゴムは経年変化により硬化が進む。柔軟性が失われるとグリップ力が落ちてくるうえに、ひび割れを起すこともある。一般的にタイヤは使用開始から4〜5年で交換時期を迎えるといわれる。

ジャンル別に見る今、買うべき銘柄チェック

買い替え時期が分かったら、次はタイヤ選び。なにせ黒いゴムの塊であるタイヤは、見た目で性能を判断するのが難しい。ゆえに価格重視で判断してしまいがちだが、愛車に合った1本に出会えればカーライフはもっと楽しく豊かなものになること請け合いなのだ。
ここからはエコタイヤからオールシーズンまで2025年を代表する主要銘柄を紹介していこう。

ブリヂストンのニューノーマルをコンセプトに掲げる『ニューノ』は、手頃感のある価格帯でありながら、雨の日の安全性をしっかり確保。燃費性能にも配慮した経済的なエコタイヤだ。
横浜ゴムの『ブルーアース-RV RV03』は、偏摩耗やふらつきを予防するパターンを採用したミニバン専用モデル。静粛性やウェット性能にも配慮した設計だ。耐摩耗性は従来比20%アップとライフ性能も向上している。
高速道路でも安心のプレミアムスポーツタイヤ。「全てをあきらめない」をテーマに、運動性能や快適性、安全性を高次元でバランスさせたグッドイヤー『イーグルF1アシメトリック6』は、EVにも対応できるグリップ力や静粛性、電費性能も兼ね備える。
比類なき静粛性や快適性に加え、操縦安定性も高められたブリヂストン『レグノGR-XⅢ』は、コンフォートタイヤの王道。ウェット性能は全サイズで最高ランクaを獲得するなど安全性も高い。ミニバン&小型SUV向けのレグノGR-XⅢ TYPE RVも用意する。
あらゆる天気、路面にシンクロする新世代オールシーズン、ダンロップ『シンクロウェザー』。夏タイヤ以上の静粛性とライフを実現しつつ、雨の日も滑りにくい。雪上、氷上路面の走破性に優れると抜け目なしの実力だ。
国産品ながら圧倒的なお手頃価格を実現したオートバックスのエコタイヤ『マックスラン エフィシア』。不快なノイズを低減しつつ、サイドウォール全体がたわむ構造として突き上げ感も解消している。

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