新型ターボチャージャーが追加され、最高出力888ps、最大1050Nmを発揮。随所に配された鍛造カーボンパーツが、エクステリアを劇的に変化させており、ド派手チューナー「マンソリー」の真骨頂と言えそうだ。

マンソリーに「控えめ」のカスタムは似合わない。派手さ、過剰さ、そして鍛造カーボンが全てだ。同ブランドが、911ターボS向けにP9LM Evo 900パッケージを発表してから数年が経つが、カブリオレに採用されるのは今回が初めてだ。

マンソリーは、数々の新パーツを投入し、この車のデザインを刷新した。フロントエンドは、鍛造カーボンファイバー製スプリッター、エアインテークシュラウド、そして新しいボンネットによって生まれ変わった。
911 GT3 RSからインスピレーションを得たフロントフェンダーのルーバーも目を引くもので、Aピラーとウインドシールドサラウンドの鍛造カーボンも同様だ。その他、フレアフェンダー、サイドスカート、サイドエアインテーク、ウィングミラーキャップにも鍛造カーボンパーツが使用されている。

リヤセクションも斬新だ。デッキリッドには固定式ウイングが追加され、アグレッシブなディフューザーも装備。おそらく、この車で最も印象的な変更点は、カーボンがインサートされ、鮮やかなパープル仕上げが施された鍛造センターロック式の21インチおよび22インチホイールだろう。
インテリアもこだわりを見せている。非常にクセが強いステアリングホイールを装備。贅沢なホワイトレザーが敷き詰められたカーボンファイバー製のバケットシートが2脚装着されている。また、シートベルトや新しいコントラストステッチなど、パープルのアクセントも随所に散りばめられている。
3.8L水平対向6気筒エンジンも徹底的に改良されている。2基のターボチャージャー はアップグレードされるほか、ECUソフトウェアも改良。98mm径の巨大なダウンパイプ、そして水冷式インタークーラーによって最高出力は888ps、最大トルク1050Nmまで高められた。















