その名は「戦闘機」…フェラーリ「プロサングエ」に鍛造カーボンファイバーを過剰に追加すると何が起こる!? 

マンソリー フェラーリ プロサングエ Pagnator ボディキット
独の過激チューナー「マンソリー」が、フェラーリ「プロサングエ」用の最新アップグレードキットを発表した。これは昨年発表された「Pagnator」(戦闘機)をベースとしている。
マンソリー フェラーリ プロサングエ Pagnator ボディキット

この最新キットは、信じられないほど大量の鍛造カーボンファイバーが使用されているのが特徴だ。

フロントエンドは特に奇抜で、新設計のブラックアウトグリルとシャープなフロントバンパー、スプリッターを装備、スリムなLEDデイタイムランニングライトも完備している。そのほか、羽根や通気孔が配置された鍛造カーボン製のボンネットを装着し、プロサングエに必要以上の攻撃性を持たせている。

ホイールも同様に派手なサイズだ。フロントが22インチ、リアが23インチで、黒いスポークと黄色のアクセントが付いている。さらに、オリジナルのフェンダー フレアの上に鍛造カーボンフェンダーフレアが重ねて追加された。側面でもカーボンが多く使用されており、ロッカーパネルや窓の後ろのトリムもすべて同じパターンになっている。

マンソリー フェラーリ プロサングエ Pagnator ボディキット

リアセクションでは、黄色のエンドプレートを備えた精巧なルーフスポイラーと、鍛造カーボンファイバー製バンパーおよびディフューザーパッケージを装着。「カルフォルニア」を彷彿させる2段重ねのクワッドエキゾーストパイプも確認できる。

内部にも多くの変更が加えられており、シート、ドアパネル、ダッシュボードには、黄色のパイピングとステッチが施された新しいソフトタッチの黒のアルカンターラが採用されている。また、黄色のシートベルトとロールスロイス風のスターライトヘッドラインも見てとれる。

マンソリーといえば、やはりパフォーマンスの向上も見逃せない。6.5リットル自然吸気V12エンジンには、新しい排気装置が追加され、最高出力745psと最大トルク730 Nmのトルクを発揮する。

希望価格は公表されていないが、改造やバッジを考慮すると、数千万円単位になることは間違いない。

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著者プロフィール

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APOLLO

1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…