「Sword Edge」が日産キャラバンに洗練と力強さをプラス。待望の新作エアロパーツは夏頃発売【モーターファンフェスタ2025】

毎年、春の恒例イベントして人気を集める「モーターファンフェスタ2025 in 富士スピードウェイ」が4月20日(日)に開催され、2万5000人以上の来場者で賑わった。その会場で、新しいエアロパーツをお披露目したのがAWIN(エーウィン)だ。ブランドに共通するデザインモチーフ「Sword Edge(ソード・エッジ)」を取り入れたエアロパーツが、日産キャラバンに凛とした存在感を与える。

PHOTO:神村 聖(KAMIMURA Satoshi)

やり過ぎない絶妙なバランスでキャラバンのイメージチェンジを実現する

「Cool & Creative(クール&クリエイティブ)」をブランドコンセプトに掲げるエアロパーツメーカーのAWIN(エーウィン)、そのラインナップにもうすぐ新たなモデルが加わることとなる。4月20日(日)に開催されたイベント「モーターファンフェスタ2025 in 富士スピードウェイ」で、日産キャラバン用エアロパーツが初お披露目されたのだ。発売時期は夏頃を予定しているというから、リリースを楽しみに待ちたい。

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AWINの新しいエアロパーツを装着したキャラバン。フロントスポイラー、サイドスポイラー、リヤバンパースポイラー、ルーフスポイラー、フェンダーガーニシュで構成される。

キャラバン用エアロのご紹介の前に、AWINというブランドのおさらいをしておこう。AWINの母体となっている技研株式会社は、自動車メーカーにスポイラーなどの純正用品をOEM供給している。デザインから開発、製造、塗装、そして組み立てといった工程をすべて自社で賄うことが可能で、その技術力の高さには定評がある。特にプラスチックの真空成形の生産実績は国内トップレベルというから驚きだ。

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そのように業界内では確固たる地位を築いている技研が、満を持して自社ブランドとして本格的に展開を始めたのがAWINである。日産のカーライフコレクションにエアロパーツを加えたいというオファーを受けたのをきっかけに、自分たちが本当にカッコいいと考えるエアロを提供することを決めたのだ。

AWINが掲げるブランドコンセプトは、「研ぎ澄まされた感性、洗練されたスタイリングを極める」ことを志した「Cool & Creative(クール&クリエイティブ)」。それを具現化するために、エアロパーツのデザインモチーフに取り入れているのが「Sword Edge(ソード・エッジ)」、つまり刀の切先だ。

AWINのエアロパーツをご覧いただくと、深い艶を携えたピアノブラックにメイン部分に淡く輝くサテンシルバーのアクセント部分のコンビネーションで構成されていることがおわかりいただけるはず。そのシャープな造形と煌めき感のある存在感が、まさに刀をイメージしたものというわけだ。もちろん、このソード・エッジは最新のキャラバン用エアロのデザインにも継承されている。

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ソード・エッジのデザインモチーフを取り入れた、エアロパーツ「キャラバンver.2」。

さて、AWINファンの方ならお気づきかもしれないが、実はAWINのラインナップの中には、すでにキャラバン用エアロパーツが存在する。しかし、それは開発された時期が早かったため、デザインのコンセプトが異なっている。そのためキャラバンのユーザーからは新デザインを求めるリクエストが寄せられており、今回はそうした要望に応える形で開発が実現したというわけだ。

ソード・エッジのモチーフは新しいキャラバン用のエアロパーツ以外にもキックス、セレナ、エクストレイル、オーラといった他のラインナップにも共通しているのだが、細部を見ると、それぞれのディテールが巧みに差別化されているのに気がつく。コンパクトカーやSUV、ミニバンといったボディ形状の違いに応じて、ブランドとしての統一感をもたせながらもデザインの最適化が図られているのだ。

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商用バンで箱型ボディのキャラバンに合わせ、デザインのディテールは差別化されている。

それらが実現可能なのも、3名の社内デザイナーにるデザイン立案に始まり、自社工場における生産に至るまで一貫した体制が構築できているから。そうしたAWINならではのアドバンテージは、純正レベルの品質とフィッティングの実現にもひと役買っている。

モーターファンフェスタ2025に展示された新エアロパーツ「Ver.2」を纏うキャラバンは、ビジネスライクな印象を受けるノーマルでは感じられないエレガンスさとダイナミックさとが表現されているのが一目瞭然だ。箱型ボディの退屈さが解消されている一方で、やり過ぎてはいない絶妙なバランスで仕立てられている。平日は仕事、休日はレジャーといった具合にクルマを使い分けるようなユーザーにも相応しい佇まいと言えるのではないだろうか。

また、従来のエアロはフロントバンパーガーニッシュ、ルーフスポイラー、フェンダーガーニッシュの3点で構成されていた。それに対して、新エアロではサイドスポイラーとリヤバンパースポイラーも用意されているため、トータルコーディネイトという面でも大幅にパワーアップしている。

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フロントスポイラー:鋭さと重厚感を兼ね備えた造形美により、力強くも洗練されたフロントフェイスに。
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ルーフスポイラー:存在感がありながら、シャープでバランスの取れたシルエット。
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フェンダーガーニッシュ:さりげないキャラクターラインが放つ上質なアクセントと、足元を引き締める力強さを融合する。
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サイドスポイラー:一文字のサテンシルバー加飾がフロントとリヤをつなぎ、さりげなくも重厚感を演出。
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リヤバンパースポイラー:元来のシンプルさを活かしながら、リヤのボトム部分をサテンシルバー加飾で華やかに彩る。
フロントスポイラーでは、サテンシルバーのリップ部分の両端部をグッと切上がった造形とすることで、躍動感を演出しているのがわかる。
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フェンダーガーニッシュは一度凹ませてから盛り上げることで、限られた張り出し量ながらワイド感の演出を実現。これもデザインの妙だ。

デジタルVモーションを引き立てるオーラ用エアロ

モーターファンフェスタ2025のAWINブースにおいて、キャラバンの隣に並んでいたのがオーラだ。100%電動駆動のe-POWERを搭載したプレミアムコンパクトカーが、AWINのエアロパーツによってさらに存在感をアップ。デジタルVモーショングリルを採用した個性あふれるマイナーチェンジ後のフロントマスクを引き立てながら、シャープかつエレガントなスタイルへと変貌を遂げている。

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AWINのエアロパーツを纏った日産オーラ。

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フロントスポイラー:低く構えたデザインにシャープなサテンシルバー加飾を加え、スタイリッシュなフロントフェイスを演出。

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サイドスポイラー:シャープにキックアップされたサテンシルバー加飾で、引き締まったサイドビューに一新。

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リヤバンパースポイラー:ブラックのボリュームある造形にサテンシルバー加飾で、リヤをスタイリッシュに演出する。

オーラ用エアロパーツは好評発売中。オーラ用のみならず、AWINのエアロパーツはすべて日産カーライフコレクションで取り扱われており、全国の日産ディーラー購入が可能となっている。新車購入の際にオーダーすれば車両のローンに組み込むことができるという大きなメリットもあるが、オートバックスのECサイト“オートスタイル”でも購入可能。

AWIN AURA【ITEM LIST】

■フロントスポイラー:10万4500円
■サイドスポイラー:9万3500円
■リヤバンパースポイラー:8万8000円

AWIN公式サイト・車種別ページ(オーラ) https://a-win.jp/lineup/aura_e13mca/                            日産カーライフコレクション https://www.carlifecollection.jp/awin/

なお、AWINのWEBサイトでは各車種にエアロパーツを装着した状態/未装着の状態を確認することができる。画面上ではボディカラーの変更もできるので、愛車のカスタマイズがイメージしやすいのもうれしいところ。AWINのエアロパーツが気になる方は、ぜひ一度、WEBサイトをチェックしてみてはいかがだろうか。

AWIN https://a-win.jp/

AWIN
モーターファンフェスタ2025 in 富士スピードウェイのAWINブースに展示されたキャラバンとオーラ。

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