レトロ&モダンをコンセプトに開発されたPTクルーザーは、1999年に発売された。その個性的デザインで日本でも大きな反響を呼び大人気モデルとなったが、第2世代が登場することなく、2010年に惜しまれつつも生産終了となった。

そして今、クライスラーのデザイン責任者であるルー・サスホール氏がSNSに「PTクルーザーをこれまで以上に時代に合った形で復活させます」というメッセージを投稿したことが話題となっている。

同氏は「新世代PTクルーザーEVは300マイル(482km)の航続距離と環境に優しい技術を備え去へのノスタルジックなオマージュを添えながら、電気自動車市場における大胆な新参者となることを目指しています。オリジナルモデルの一世を風靡した特徴的なデザイン要素を継承しつつ、機能性と性能の両方を向上させる現代的なアップデートが施されます。丸みを帯びたエッジを持つ、洗練された空力ボディを特徴とし、LEDヘッドライト、長距離走行を可能にする電動パワートレイン、そして豊富なカスタマイズオプションを備えています」と発言している。

量産型は、ステランティスのEV専用「E-CMP」プラットフォームを採用、シトロエン「E-C4 ELECTRIC」とスペックを共有すると見られる。もしそれが実現するなら、最高出力136ps・最大トルク260Nmの駆動用モーターをフロントアクスルに搭載し、50kWの駆動用リチウムイオンバッテリー積むことになるだろう。

PTクルーザーEVの登場は最速で2026年と予想される。





