まだ雪の残るスウェーデンで捉えたプロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュ。ヘッドライトは量産型ではないが、最終的にはサルーン同様にスリーポインテッドスターをあしらったLEDデイタイムランニングライトを内蔵する。

側面からはサルーン同様のフラッシュドアハンドルを装備、よりストレッチされたルーフが確認できるほか、サルーンと差別化されるウィンドウの輪郭とスリムなルーフレールが装備されている。また、後部では楕円形グラフィックのLEDテールライトと、小さなリヤウィンドウを備えていることがわかる。

パワートレインはサルーンと共有する。ハイブリッドラインナップには、1.5L直列4気筒「M252」エンジンを搭載。最高出力は136ps、163ps、190psの各バージョンがあり、8速DCTに統合されるのに加えて27ps(20kW)の電気モーターがアシスト。オプションで全輪駆動(AWD)が提供される予定だ。

一方次期型の目玉となるゼロエミッションのCLAは、最高出力271ps(200kW)のリヤ電気モーターを基本に、フロントに108ps(80kW)のモーターを追加したAWDバージョンのオプションを用意する。
58kWhまたは85kWhの容量を持つ新世代バッテリーパックと800Vシステムの組み合わせにより、最大792km(492マイル)の走行距離を実現。10分で325km(202マイル)分の航続距離を可能にする充電速度を確保している。シューティングブレークは空力的に有利なボディ形状のため、この数値に近い数値を達成する可能性が高いとみられる。

このCLAシューティングブレーク新型のワールドプレミアは、2025年後半に予定されている。













