目次
単なる追加モデルではない追加モデル登場
ここまでは標準セリカについて話をしてきた。
セリカについていろいろ調べていくうちに気が変わり、第7回に予定していた話をさらに後まわしにしてでも、エポックメイクな役割を果たしたもうひとつの初代セリカについて書きたくなったので、よろしくおつきあい願います。
セリカ登場から2年半・・・新しい路線の創出
セリカ解説第1章でも書いたが・・・
初代セリカが生まれた1970年前後はクルマが売れ始めた頃で、トヨタが自動車メーカーとしてぐんぐん力をつけ始めた頃だ。
初代カローラをヒットさせたトヨタばかりじゃない、日産は初代サニーで大衆車市場を切り拓き、ハコスカでファンを惹きつけた。ホンダは軽乗用車N360で四輪事業の礎を築いた後、初代シビックをヒットさせ、国内ばかりか、四輪での海外進出への足掛かりをつかむ。
その他のメーカーも、自社のポジションを明確にし始め、自分たちがたどるべき道を見出していたように思う。
クルマが売れてメーカーが儲かり、大きくなったということは、それだけ日本人の個人所得も増えていたことを意味する。所得が増えれば生活にも余裕が生まれ、余暇を楽しむ生活スタイルに走るのは自然なことだ。
この点に着眼してトヨタが新たに売り出したのがセリカLB(セリカリフトバック)だ。
カリーナとメカ母体を共有するものの、セリカ自身、派生元のないスペシャルティ。そのセリカから派生モデルが誕生したのだ。

「LB」は「LIFT BACK(リフトバック)」の略称で、「lift」は「天まで持ち上げる」の意味を持つ英語。
その後のリフトバックには、3~4代目カローラシリーズの「カローラリフトバック」「スプリンターリフトバック」があるが、この「リフトバック」の呼称は他メーカーで用いられないことから、たぶんトヨタの登録商標だと私は思っている。
セリカLBは、セリカのボディ後半を大幅に改築してトランクと後部座席を筒抜けにし、これまでのトランクリッドは、リヤガラスごと開いて室内に通じる第3枚目のドアとした。上に跳ね上がるドアだから「リフトバック」。それを「LIFT BACK」のバッジがドア右下で主張する。
おもしろいのは、セリカLBの当時資料で、トヨタは見た目や走りのスポーティさを主眼とせず、車両イメージとは無縁の「レジャー」をキーワードにして説明していることだ。
ここで当時の資料の文を抜粋してご紹介する。
「モータリゼーションをとりまく環境の変化」
個人所得の増加にともなってレジャーにたいする支出が増加しつつあり、また週休2日制の普及とも相まってレジャーは多様化、大型化の傾向をしめしている。
また、形態別にレジャー傾向をみると、スキー、サイクリング、サーフィンなど戸外スポーツや、グループで楽しむ音楽会などアクティブなレジャー活動が増大してきている。
このようなレジャーの多様化、大型化傾向にともない、これらのレジャー、スポーツ用具、楽器、アンプ類などを運ぶとともに、食糧、衣類などを携行するドライブが増えている。
さらに、東名、名神をはじめ高速自動車道路網の整備にともない長距離、高速ドライブの機会もふえている。
このような環境変化の中で、ユーザーはよりレジャーを楽しむために高性能であり、かつユーティリティ・スペースのある車を求める傾向が高まってきている。
発表・発売は、1973(昭和48)年4月6日。
1970(昭和45)年10月の初代セリカ発表からたったの2年半で、日本人の生活はかくも変化し、レジャー志向が行き渡っていた。厳密には、その兆しは初代セリカ時点で現れていただろう。
それにしても、「スポーツ」や「スポーツ用具」はいいとして、「グループで楽しむ音楽会」「楽器、アンプ類などを運ぶ」なんて、当時の若者は比べて何と行動的、活動的なことよ。
何をやるにも多くを手のひらのスマートホンですませてしまういまとは大違いだ。
もうひとつ、発表当日のリリースでは、
「セリカにリフトバックを新設した狙いは、レジャーの大型化に伴い、スポーティドライブ&レジャーという行動パターンが急速に広まりつつあり、そこに新しい需要が形成されつつあることに対応するためである。」
ともしている。
とにかく「レジャー、レジャー、レジャー」と声高に叫んでいるのである。
私も小さい頃、セリカLBをセリカとともによく見かけて存在は知っていた。
ただ、本記事を作るにあたり、セリカ関連を調べ直したら、単なるボディバリエーション追加だと思っていたセリカLBが、そんなひと言で片付けられないクルマだゾと思うようになった。
モータリゼーションの想像以上の発達、クルマ需要の多様化、自動車メーカーの急速な成長、国民所得の増加と生活様式の変化・・・こういった社会背景の移り変わりがセリカLB誕生と密接にからみあっていたことに気づいたからだ。
セリカLBのきっかり4か月前の1972年12月6日に、カリーナに追加された2ドアハードトップどころの話じゃない・・・こりゃあセリカLBだけの1本記事を作らんわけにはいかないべと思ったわけだ。
エクステリア
ここから先、ここまでお見せしたセリカ写真と、1973年当時のフィルム撮影によるセリカLB写真を混在させて話を進める。
さきほど「ボディ後半を改築したセリカLB」と書いたが、実際にはフロントボディも異なる。
結論からいうとドア以外、全部新作。
元はセリカなのに、全体で格が半クラスからひとクラス上に上がった印象がある。そもそもホイールベース2425mmはそのままに、オーバーハングがフロントで70mm長いのだ。格上げしたように見えるのは当然だろう。
具体的にいうと、標準セリカの車両サイズ、全長×全幅×全高:4165×1600×1310mmに対し、セリカLBは4215×1620×1290mm・・・50mm長くなったところに30mmも低くなったものだから、「より長く、より低く」が際立つ。
幅が20mm広いのは、リヤフェンダーが膨らんだかららしい。


顔を標準セリカと違え、セリカのフェンダー先端のコーナーランプが後傾してスラントしているのに対し、セリカLBは垂直になっているし、正面から見たときも細身だ。細身になったことに伴い、バンパーもU字のまま全体形状を変えているし、バンパー下のエプロン形状も違う。フロント70mm延長だから当然フードだってフェンダーだって異なるわけで、正面顔が変わって当然だ。全高が30mm低いならフロントガラスも違うと思われる。


サイドに目を移すと、ドアは共通でもリヤサイドガラスの形状が違っているから、セリカにあった、ウエストラインからリヤクオーターにかけての波打ち感はない。あるとすればクオーターパネルの控えめなプレスに見られる程度。
室内気を追い出すエアアウトレットは形が凝っていて、カッコ(【】)を二重にしたような形をしているのが外観上のアクセントになっている。標準セリカはリヤサイドガラスと隣接していた。


後ろ姿はデザイン上、セリカとの共通要素はU字型バンパーくらいのもので、まったく別のスタイリングになっている。
斜め後ろから見ると、サイドドアは同じなのに、隣り合うリヤクオーターというか、リヤフェンダーの盛り上がりが目につき、グラマラスなセリカに対してセリカLBは筋肉質だ。
ただ、これだけパネル面積が広いと、セリカに対して斜め後方視界は悪いだろう。
さきほどフロントボディは70mm延長と書いたのに、全長は50mm長いと書いたところに「こいつ計算間違えている」と思った方は、この記事を細かく読んでくれているひとだ。
そのとおり。
実はセリカLBは、セリカに対してリヤオーバーハングを20mm短縮している。4165+70-20 で4215mm。
セリカのリヤスタイルが筋肉質でありながらも決して鈍重に見えないのだとしたら、それはこのマイナス20mmマジックのせいだ。
ルーフ面をそのまま延長したような、なだらか傾斜のバックドアは、後端でキックアップしている。ダックテールたるゆえんだ。アヒルのしっぽの意味だっけ?


その下のランプデザインもセリカエッセンスは皆無。完全にセリカLB専用になっている。
くの字・・・というより、こんどは「〈〉」のカッコ型で、片側5連。だから「〈〈〈〈〈 〉〉〉〉〉」だ。
最外側はターンシグナルで、あとの4つがテール&ストップ。ただし裏の電球はたぶん1個か2個あるだけだろう。


インテリア
ここではあえて簡単な説明にとどめることにするが、計器盤は基本的にセリカと同じ。
ただしセリカと異なり、セリカ1600GTだけの特権だった自慢の成型天井は、セリカLBでは全機種標準だ。


トランクルーム
寝かせたバックドア方式は、トヨタにとって別に初めてではない。
古くはコロナ5ドアがあるし、トヨタ2000GTも跳ね上げ式だった。
ただしバックドア保持に2本のガスステーを用いたのはセリカLBがトヨタ初だと思う。ガスステー起用はフェアレディZが初。トヨタ2000GTはつっかえ棒だった。

カタログでは荷の積載性を大きくアピール。
「ワイドなラゲージフロア」を「リフトバックの真価」と定め、リヤシート背もたれを倒すことで荷台と面一になり、バイクやサーフボード、ゴルフバッグなどを存分に積めることを図示している。
荷のすべり止めに使うバンド・・・パーセルストラップを床にめぐらせているのはこの時代にして立派だ。
開発陣がレジャーユースに対して本気だったことを証明している。




【セリカLBスペック】
トヨタセリカLB 2000 GT(RA25-MQ型・1973(昭和48)年・5段MT)
●全長×全幅×全高:4215×1620×1280mm ●ホイールベース:2425mm ●トレッド前/後:1300/1305mm ●最低地上高:155mm ●車両重量:1040kg ●乗車定員:4名 ●最高速度:205km/h ●最小回転半径:5.2m ●タイヤサイズ:185/70HR13 ●エンジン:18R-G型(水冷直列4気筒DOHC・縦置き) ●総排気量:1968cc ●ボア×ストローク:88.5×80.0mm ●圧縮比:9.7 ●最高出力:145ps/6400rpm ●最大トルク:18.0kgm/5200rpm ●燃料供給装置:ソレックス型ツインキャブレター ●燃料タンク容量:50L(プレミアム) ●サスペンション 前/後:マクファーソンストラット式コイルスプリング/4リンク・ラテラルロッド付コイルスプリング ●ブレーキ 前/後:ディスク/リーディングトレーリング ●車両本体価格:112万0000円(当時・東京店頭渡し価格)
トヨタセリカLB 2000 ST(RA25-M型・1973(昭和48)年・5段MT)
●全長×全幅×全高:4215×1620×1280mm ●ホイールベース:2425mm ●トレッド前/後:1280/1285mm ●最低地上高:170mm ●車両重量:1005kg ●乗車定員:4名 ●最高速度:180km/h ●最小回転半径:4.8m ●タイヤサイズ:6.45H-13-4 ●エンジン:18R型(水冷直列4気筒OHC・縦置き) ●総排気量:1968cc ●ボア×ストローク:88.5×80.0mm ●圧縮比:8.5 ●最高出力:105ps/5500rpm ●最大トルク:16.0kgm/3600rpm ●燃料供給装置:2バレル型シングルキャブレター ●燃料タンク容量:50L(レギュラー) ●サスペンション 前/後:マクファーソンストラット式コイルスプリング/4リンク・ラテラルロッド付コイルスプリング ●ブレーキ 前/後:ディスク/リーディングトレーリング
レジャーユースになぜセリカだったのか?
冒頭の話に戻るが、セリカLBはカタログででも、セリカLBがレジャーユースにうってつけであることをさかんに強調している。
その部分を切り取ってお見せしよう。

ここまで読んで、大きなスペースを要求するレジャー用品を積むのに、なぜワゴン型ではなく、ハッチバックなのかという疑問をお持ちのひとは多いと思う。
それを理解するには、当時の日本に於けるステーションワゴンの位置づけをたどらなければならない。
セダンの客室を後ろまで延ばし、荷室と一体にした乗用のステーションワゴンはアメリカが発祥で、ヨーロッパでも一定の市民権を得ていた。
ヨーロッパでは、ワゴンはセダンよりも上級のクルマと認識されていたし、ワゴン的に使える5ドアハッチバックも親しまれていた・・・レジャーとはいわないが、あの形を日本のセダン相当に日常の足とする土壌があったのだ。
ところがアメリカやヨーロッパで「ワゴン」と呼ばれるこのボディ形態は、日本では商用カテゴリーの「バン」として発達してきた。
いまはプロボックスが独占する市場だが、この頃はバンを持たないセダンはないくらいで、この形を乗用で使うワゴンといったらクラウンかセドリック/グロリアくらいのもの・・・ハナっから純ワゴンの選択肢が少なかったし、クラウンやセド/グロワゴンとて中身はバンに毛が生えた程度のもので、最上級機種のワゴン版はなかった。

ユーザーだってバンの広い荷室がレジャー用品を積むのに便利とわかっちゃいても、外観も装備も簡素な仕事グルマを乗用車代わりに使う気にはならなかった。車検が毎年なのも悩ましい。
そんな市場動向だったから、トヨタはレジャーユースをセリカのリフトバック化で計画したのだろう。
当時のMF編集部、だからかこつけ、ハッチバック集めてレジャーに繰り出す!
セリカLBを見た当時のモーターファン編集部も「こりゃあレジャーユースにいいヤ!」と考えたか、トヨタのPRに影響されただけなのか、洗脳されただけなのか(たぶん後者だ)、モーターファン1973(昭和48)年7月号では、冒頭写真ページで「ハッチバック時代の開幕!」としてハッチバック車をカルガモの親子のように走らせ、続く中ほどページで「ハッチバック・クーペ全員集合!」という、ドリフの土曜8時の番組みたいなタイトルの特集をしている。


セリカが題材なら走りの特集をやるところだが、ここではセリカLB登場をきっかけにハッチバック車を大小集め、ハッチバックの有用性を語っているのだ。
そのクルマぶれ(「顔ぶれ」のクルマ版)がすごい。
小は軽自動車・ミニカスキッパー、大はフェアレディZ、その間にセリカLBとチェリークーペを並べている。
クルマといえばセダンを指していた時代だから、まだ少数派のハッチバックをクラス超えで集めるだけで充分特集が成り立ったのだ。
ページではクルマのキャラクター違いなんてまったく気にせず、ハッチドアを開けてレジャー用品を載せたり降ろしたり、景色のきれいなところで若者が荷台に乗っかったりなんかしている。
実に楽しそうだ。
・・・・・・・・・。
「取材」と称して遊び気分で出かけ、遊び気分でページを作ったとしか思えん。
いまこの時代に、例えばもし私が本サイトで別に連載している「クルマなんでもラウンジ」で、eKワゴン、ノート、フェアレディZ、スープラを同じ土俵に置き、荷室の積載性を比べようものなら、中身を読まれる以前に「どういう比較だ。」「わかっていない。」「バカ。」の三段攻撃で罵られて大炎上、真っ黒な灰になって終わるのがオチだ。






予告編・SV-1
第1章で、登場1年前の第16回東京モーターショー1969で展示されたEX-Iを「セリカの予告編」と解説した。
実はセリカLBも、登場2年前の第18回ショー1971にて、予告モデルがお披露目されている。
それがこれだ。

車名は「SV-I」。
このときのトヨタはまだレジャーユースを強調しておらず、イメージどおり、「新しい時代のパーソナルな高性能スポーツクーペ」としている。
後ろのドアも「リフトバック」とは呼ばず、「広範囲なユーティリティーの向上を計るためにリアボデーにハッチドアーを設け、リアシートを各々倒すことにより、用途に応じた広いラッゲージスペースを確保できるようにした。」と。
「計る」は「図る」だと思うが、まあ説明はこんなところだ。
セリカ予告EX-Iと違い、こちらは2年前の時点で全体のシルエットは市販版にかなり近く、れっきとした予告になっている。
やはり生産準備は、発売前から年単位で整えなければならないのだ。
とはいえ、細かい部分は違う。
フロントはこの時点でノーズ延長を決めていたようだ。だが、標準セリカ同様、フェンダーはまだスラントのまま。コーナーの白い4本線はランプではなく、ダミーだろう。


リヤサイドガラスは輪郭が違うのと、エアアウトレットもまだ模索中だったようで、エアアウトレット風の板パーツを貼っつけているだけに見える。


大きく異なるのは後ろだ。
「ハッチドアー」やクオーターによるダックテールはほぼ完成しているが、U字バンパーのひげからつながってダックテール後ろをぐるりと囲むスポイラーや、横長のテールランプによる雰囲気は、どう見てもガラの悪い暴走族の改造車だ・・・うーむ、実にワルそうだ。



それにしても、2年前の時点でこの完成度とは。
推測するに、トヨタ内部では、本家セリカ開発スタートから半年くらいの遅れで、LB版も併行着手していたのではないだろうか。
そうでなければ、セリカ発表からたった1年のタイミングでこれだけ市販版に近い形が出来上がるとは思えない。
【SV-Iスペック】
セリカベースのコンセプトモデルもうひとつ
実はこのSV-Iの隣で展示されたクルマがある。
ネーミングは「RV-I」。

当時の資料には、
「移動のための道具としての車から、自然と触れ圧生活の手段としての車へ―――。トヨタRV-Iは、このような自然とのスキンシップ、自然の中でのフレッシュな家族体験をめざして試作された。」
とある。
何だい、SV-IよりもこちらRV-Iのほうが、その後のセリカLBの思想をよっぽど鮮明に表現しているではないか!
顔はどこで見たような、そうでもないような・・・何だかこの頃のハイラックスを彷彿させるが、実は、とてもそうは見えなくとも、ドアや計器盤から、これでもセリカがベースになっている。


ボディはどこもかしこも完全に専用設計。
ルーフをわずかに下げながら車両後端まで延長、荷室部をルーフからサイドまで枠付きの1枚ガラスで覆い、ガルウィング式に開くようにした。


後ろのランプは片側あたり5×3=15個の赤レンズで構成し、この頃のコンセプトモデルらしい未来感で飾っている。
荷の出し入れはガルウィングだけからかと思いきや、バックドアも用意され、リンク仕掛けによる下開き。たぶんガラスは昇降式だ。
とはいえ、開くのは左右15ずつのランプ部を残した中央部だけだから開口部は小さく、荷の出し入れ性よりも腰掛けとして使うことを想定しているようだ。

【RV-Iスペック】
単なるコンセプト展示にとどまらないRV-I
CO2ゼロ、ガソリン車廃止、EVに1本化・・・いまの環境保護、地球保護意識は度が過ぎているように思う。
いったんは緩和の動きになるのではないかと思うのだが、1971年当時のトヨタ&RV-Iは、何だかいまの自然保護の考え方を少し先取りしたようなシステムを考えている。
RV-Iを縦横無尽に自然の中を走らせるのではなく、例えば「次の休みにどこかへ行こう」と思い立ち、ホテルやキャンプ場などの目的地施設に赴くまでのプロセスを、「RV総合センター」「RV中継センター」「RVセンター」の3つに分けて全体をシステム化し、クルマもユーザーも環境保護を前提と動き方になることを提唱している。
文字で書いてもわからないと思うので、ここは手持ちの当時資料をサービスで見せてやろう(恩着せがましい書き方だ。)。


次回は「初代セリカ」で忘れちゃいけない、もうひとつのトピックを披露する。
ではまた。
【撮影車スペック】
トヨタセリカ 1600 GT(TA22-MQ型・1970(昭和45)年型のレストア車・5段MT)
●全長×全幅×全高:4165×1600×1310mm ●ホイールベース:2425mm ●トレッド前/後:1280/1285mm ●最低地上高:175mm ●車両重量:940kg ●乗車定員:5名 ●最高速度:190km/h ●最小回転半径:4.8m ●タイヤサイズ:6.45H-13-4PR ●エンジン:2T-G型(水冷直列4気筒DOHC・縦置き) ●総排気量:1588cc ●ボア×ストローク:85.0×70.0mm ●圧縮比:9.8 ●最高出力:115ps/6400rpm ●最大トルク:14.5kgm/5200rpm ●燃料供給装置:ソレックス型ツインキャブレター ●燃料タンク容量:50L(プレミアム) ●サスペンション 前/後:マクファーソンストラット式コイルスプリング/4リンク・ラテラルロッド付コイルスプリング ●ブレーキ 前/後:ディスク/リーディングトレーリング ●車両本体価格:87万5000円(当時・東京店頭渡し価格)
トヨタセリカ 1600ツインキャブST(TA22-HZ型・1972(昭和47)年型・3段AT(トヨグライド)・カスタムSW内装)
●全長×全幅×全高:4165×1600×1310mm ●ホイールベース:2425mm ●トレッド前/後:1280/1285mm ●最低地上高:170mm ●車両重量:895kg ●乗車定員:5名 ●最高速度:165km/h ●最小回転半径:4.8m ●タイヤサイズ:6.45H-13-4PR ●エンジン:2T-B型(水冷直列4気筒OHV・縦置き) ●総排気量:1588cc ●ボア×ストローク:85.0×70.0mm ●圧縮比:9.4 ●最高出力:105ps/6000rpm ●最大トルク:14.0kgm/4200rpm ●燃料供給装置:2バレル式ツインキャブレター ●燃料タンク容量:50L(プレミアム) ●サスペンション 前/後:マクファーソンストラット式コイルスプリング/4リンク・ラテラルロッド付コイルスプリング ●ブレーキ 前/後:ディスク/リーディングトレーリング ●車両本体価格:69万5000円(当時・東京店頭渡し価格。STエクステリア・3万円、カスタム内装SW・8万5000円含まず。)