目次
第3位:シボレー・コルベット
「これが1200万円で買えるのはバーゲンプライス!」
第3位はシボレー・コルベットです。発表されてから,早く乗ってみたかったのですが、ようやく今年日本に上陸、試乗することができました。印象はめっちゃ乗りやすい、速い! コントロール性が良い、でした。
操縦性は欧州のスポーツカーのようなカチッとした精度感の高いもので、大味さは皆無。しかも、ミッドシップカーってどうしてもフロントが軽く、それゆえのネガティブが出やすいのですが、接地感があるし、手応えもしっかりしている。ミッドシップのイヤな癖がなく乗りやすいクルマでした。
搭載するエンジンはLT2型6.2L V8で502ps/637Nm。文句なしにパワフルです。
しかも限界領域のコントロール性も楽しめるくらいに懐が深く優秀です。これが1200万円で買えるのはバーゲンプライスだと思います。
第2位:三菱アウトランダーPHEV
「4WD制御に関してはこのクルマが世界一!」
2位は三菱アウトランダーPHEVです。プラグインハイブリッドのリヤモーター駆動4WDはたくさんありますが、4WD制御に関してはこのアウトランダーPHEVが世界一だと思います。4WD制御は奥が深くて、単に4つのタイヤが駆動すればいいというものではありません。前後のタイヤの連動というのがとても重要で、このコントロールによって安定感や軽快さが出てきますし、トラクション性能にも大きくかかわってきます。
アウトランダーPHEVはS-AWCという三菱独自の4WD統合制御によって、軽快シャープで運動性のいい操縦性から、本格クロカン4WDのような派入りまでバラエティに富んだ走りを披露してくれます。ほかのリヤモーター駆動4WDとは一線を画した…というか一歩踏み込んだ4WD制御が楽しめます。
第1位:トヨタGR86/スバルBRZ
「排気量アップがドライバーとの関係をより緊密にした」
1位はトヨタGR86/スバルBRZです。約8年というスパンの長いモデルチェンジサイクルになりましたが、そのぶんプラットフォームを進化させ、サスペンションを一新し、エンジンも排気量を拡大して登場しました。
共感を覚えたのは、排気量は上がっていますが安直に速くするために排気量アップしたのではなく、クルマとドライバーの関係をより密にするための排気量アップ(≒パワーアップ)だと感じるところです。
微細なアクセルコントロールによるクルマの姿勢制御のやりやすさ、アクセルを強く踏み込んだ時の明瞭なトルク感、ドリフトコントロール中のスライドコントロールのやりやすさなど様々な場面でクルマを操る楽しさにつながっています。
トヨタとスバルで味付けを明確に違え、それぞれに独自の面白い走りを追求しているところは、トヨタ/スバルの平等な共同開発が行われた証拠と言えるものだと思います。いずれにしてもスポーツカーを作ろうとする熱い思いが感じられるところがGR86/BRZの魅力であり、一番のおすすめポイントだと思います。
2021年に買って良かったモノ:ノートPC
Core i7にグラボ(グラフィックボード)付きのノートPCを購入しました。ストレージもSSDとHDDのハイブリッドにしたので、サクサク動いてメチャ快適です。問題は動画ばかり見ていて原稿が進まないこと…かな。