次世代RS5、AMGに牙をむく“怪物PHV”の正体! 電動時代の“暴走マシン”襲来!

アウディ RS5 セダン 新型プロトタイプ スパイショット
アウディは現在、次世代のRS5セダンとアバントの最終仕上げを行なっているが、その最新プロトタイプをスクープ班のカメラが捉えたのでお届けしよう。

アウディ RS5 セダン 新型プロトタイプ スパイショット

アウディは昨夏、デザインを一新したA5とS5を発表し、現在は最上位モデルのRS5とRS5 Avantの導入に向けて準備を進めているが、ニュルブルクリンクでテスト中のプロトタイプが目撃された。

アウディ RS5 セダン 新型プロトタイプ スパイショット

渦巻き状の迷彩柄をまとった次世代型は、フロントエンドは大部分が引き継がれている。しかし、エアインテークが大きくなったバンパーが改良されるなど、いくつか注目すべき変更点があり、下部の吸気口もハニカムメッシュをより大きな“X”パターンに変更されているようだ。

アウディ RS5 セダン 新型プロトタイプ スパイショット

最も顕著な違いは後部にあり、巨大なデュアル排気システムが装備されている。これらは、小さなディフューザーと垂直要素を備えたユニークなバンパーに統合されているほか、水平レイアウトの新しいリフレクターも見られる。2030年代に登場すると言われる次のRS5は、フルエレクトリックになるはずなので、この巨大マフラーは見納めとなるだろう。

アウディ RS5 セダン 新型プロトタイプ スパイショット

変更点はそれだけではない。RS5にはフロントフェンダーベントと、よりスポーティなサイドスカートが採用されている。さらに注目すべきは、側面にプラグインハイブリッドパワートレインを示唆する充電ポートが搭載されていることだ。

インテリアでは、11.9インチのデジタルインストルメントクラスター、14.5インチのインフォテインメントシステム、オプションの10.9インチの助手席側ディスプレイを備えたおなじみのキャビンも装備される予定となっている。

パワートレインに関しては、アウディは詳細については口を閉ざしているが、噂によれば、RS5次世代型には、RS4の2.9L V6ツインターボが採用される可能性がある。RS4では、最高出力450ps/331kW、最大トルク600Nmを発揮、0~62mph(0~100km/h)まで4.1秒で加速し、最高速度155mph(250km/h)のパフォーマンスを誇っている。

しかし次世代型では、プラグインハイブリッドシステムが大きな加速力となり、メルセデスAMG C63 S Eパフォーマンスをライバルとして競争することになるかも知れない。C63 S Eは、2.0L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、リヤに電気モーターと6.1kWのバッテリーパック、よび4MATIC+全輪駆動システムで構成されるプラグインハイブリッドパワートレインを使用することで、最高出力680ps/500kW、最大トルク1018Nmを発揮するが、次世代RS5はこの数値を超えるという噂もあるのだ。

また、ハイテクなパワートレイン以外にも、強力なブレーキシステムとスポーツ仕様のサスペンションが期待できそうだ。

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著者プロフィール

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…