
初代フォーチュナーは、2004年に登場、ハリアーに似たデザインが特徴だった。現行型2代目は、2015年にオーストラリアとタイで発表された。2020年には大幅改良が行なわれているが、発売からすでに10年が経過、新型への世代交代が急務となっている。

次期型は、デザイン、機能、パフォーマンスの面では現行モデルを上回るものとなる見込みだ。
デジタルアーティスト、Theottle氏に協力を得た予想CGは、縦スラットが多数入った大型グリルを装備した、完全に改良されたフロントエンドが披露されている。詳細を見ると、全幅LEDデイタイムランニングライトとスリムなヘッドライトが融合され、バンパー両側にはBMW X7風のスリムな縦インテークが見てとれる。
側面では、力強いキャラクターライン、下部にはボディをえぐる窪みが確認できる。後部では、スポーティなルーフスポイラー、全幅LEDストリップライトに接続されるテールライトが装備されている。
次期型では、プラットフォームを共有するハイラックスと同様に、IMVプラットフォームが継承される。エンジンラインアップは既存の2.4L ターボガソリンユニットに加え、マイルドハイブリッド技術を採用した新しいディーゼルエンジンも含まれるものと予想される。それは48Vバッテリー、小型電気モーター、および統合スタータージェネレーターと組み合わせた1GD-FTV型 2.8L ユニットになる可能性があるという。トヨタの革新的なマイルドハイブリッド技術により燃費が10%向上する新型フォーチュナーは、前モデルに比べてより経済的なユーザーの選択肢となるはずだ。
フォーチュナー次期型のワールドプレミアは2026年内と予想されている。先進運転支援システム(ADAS)、車両安定制御、油圧式ステアリングホイールの組み込みが含まれるため、価格の上昇は気になるが、こんなスタイリッシュなSUVなら、是非日本発売も期待したいところだ。



