2014年の発足以来、FIAフォーミュラE世界選手権にはアウディやメルセデスなど多くの自動車メーカー/ブランドが参入してきた。
FIAフォーミュラ1世界選手権(F1)や世界ラリー選手権(WRC)などがそうであるように、自動車業界やモータースポーツ業界を取り囲むさまざまな事情により、フォーミュラEにおいても自動車メーカーが出入りしている。

すでにスタートしているシーズン11は、11チームによって争われているが、そのうち9チームはメーカーの名前を関している。具体的にはクプラ、DS、ジャガー、マセラティ、マクラーレン、ポルシェ、マヒンドラ、日本からは日産が参戦。そして今シーズンからはヤマハが、老舗コンストラクターのローラと組んで参戦を開始した。

過去にはメルセデスやBMW、ルノーなどもエントリーしたものの、様々な理由から撤退した。しかし、前述の通りヤマハが新たに名を連ねたほか、日産やジャガーなどはすでに2030年までフォーミュラEにコミットすることを決定しており、まだまだ活況を呈している状態だと言えるだろう。