ABB FIAフォーミュラE世界選手権ではドライバー選手権やチーム選手権、マニュファクチャラーズ選手権と、3つのタイトルが争われている。
F1などほかのレースシリーズと同様に、ドライバー選手権はシーズンを通して各ドライバーが稼いだポイントによって、チーム選手権は各チームが擁する両ドライバーが獲得した合計ポイントによって決定される。

レースの順位によって得点できるのは上位10名。各ポジションごとに得られるポイントは以下の通り。
1位:25ポイント
2位:18ポイント
3位:15ポイント
4位:12ポイント
5位:10ポイント
6位:8ポイント
7位:6ポイント
8位:4ポイント
9位:2ポイント
10位:1ポイント
さらに、ポールポジションを獲得した者には3ポイントが、レース中のファステストラップを記録した上位入賞者には1ポイントが追加で授与される。
ちなみに、シーズン終了時に同ポイントで並んだ場合、優勝回数が多いほうがランキングで上位となる。もし優勝回数が同じであった場合は2位の回数を参照、2位の回数が同じだった場合は3位の回数を参照と、差がつくまで順次、順位が確認される。
チーム選手権は各チームのドライバーが獲得したポイントの合計で競われる。また、マニュファクチャラーズ選手権は、レース毎に各陣営の上位2台が計算対象となるが、ポールポジションとファステストラップのポイントは加算されない。

今季のマニュファクチャラーは日産のほか、ジャガー、マヒンドラ、ポルシェ、ステランティスに加え、ヤマハと組むローラが参戦している。第7戦モナコE-Prix終了時点では、日産フォーミュラEチームとNEOMマクラーレン・フォーミュラEチームにマシンを供給している日産がランキングトップにつけている。