新型は六角形メッシュのグリルパターンを採用
アウディは、高級電気クーペSUV「Q4 e-tron」改良新型の開発に着手、プロトタイプを初めてカメラが捉えた。
初代となる現行型は、2019年のジュネーブモーターショーでコンセプトとして公開、2021年に量産モデルが発表、発売された。フォルクスワーゲン・グループの「MEBプラットフォーム」を採用、実質的に「ID.4」の高級版と言えるだろう。

2023年には改良され、パワーアップと充電速度の高速化を実現したが、今回はさらなる進化が見られそうだ。
アウディにとって2024年は厳しい年となり、すべての地域で下がり、売上はほぼ12%減少している。しかし、少なくともアメリカでは、依然として世間の注目を集めている数少ないモデルの一つがQ4だ。このフェイスリフトによって、EV購入者を引きつけ続けることができ、新しく改良されたテスラ「モデルY」に流れることを防ぐことができるかもしれない。

捉えたプロトタイプは、ボディ前後をお得意のペイントでカモフラージュしているが、Q6のような分割ヘッドライトは採用されていないようだ。ヘッドライトのアウトラインは変更ないようだが、内部デザインは変更されているようだ。偽装しているが、LEDデイタイムランニングライト用の平行な水平バーが追加されたことがわかるほか、一番下にはロービームとハイビームライトユニットがあることが確認できる。また、兄貴分であるQ6 e-tronに搭載されているものと同じマルチセグメントDRL技術を搭載する可能性もあるだろう。
下部グリルのパターンも異なり、現行Q4はすべて、バンパーインテークに水平のスラットが採用されているが、プロトタイプでは、六角形のメッシュが確認できる。また、後部では、LEDテールライトに新設計のグラフィックが採用される。リアのアウディバッジはおそらく点灯すると思われるが、フロントは点灯しない可能性が高い。なぜならアウディのフロントの4リングロゴは現状では大きすぎて照明の最大寸法を規定する規則を満たしていないからだ。実際、アウディは最近の車ではロゴを小型化せずに非点灯のままにすることを選択している。
そのほか、目に見える変更点は、フロントガラス上部のADASセンサーが大きくなったと思われる点であり、フェイスリフトされたQ4には改良された運転支援技術が搭載される可能性があることを示唆している。
キャビン内は、すでにかなり先進的なコックピットが搭載されているため、サプライズがない限り、大型の湾曲したデジタルディスプレイは搭載されないだろ。
また、新型では、新しい快適性と安全装置、リチウムイオン電池のより大きなエネルギー容量、プラグイン時間を短縮するより強力なオンボード充電器などを搭載する。
Q4 e-tron改良新型のワールドプレミアは、約1年後の2026年半ばと予想されており、今後開発が進むにつれ、カモフラージュも落とされていくはずだ。











