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ふたつのグレード「プラチナム」と「スポーツ」で異なるコンセプトのデザインを採用し、精悍さとエレガンスを表現

1999年に登場した初代から、2020年販売開始の現行5代目に至るまで、米国を代表するラグジュアリーフルサイズSUVとして100万台以上を販売し、世界中のプレミアムカーユーザーから圧倒的な支持を得ている「エスカレード」。このたび登場した改良新型は、キャデラック初のEV「リリック」から採用されたキャデラック最新のデザイン言語が反映されている。

よりワイドなプロポーションを強調するデザインに刷新されたフロントフェイスは、ボディ両端の縦型LEDヘッドランプとウィンカーランプがキャデラックらしさを際立たせ、高いアイポイントと新設計のフロントグリルが圧倒的な存在感を生み出している。また、ふたつのグレード「プラチナム」と「スポーツ」で異なるコンセプトのデザインを採用し、精悍さとエレガンスが表現された。

リヤには、アイコニックなバーティカルタイプのコンビネーションライトを搭載。キャデラックならではの力強さと品格を印象づけている。新デザインのアロイホイールには、従来の22インチに加えて24インチのダイナミックな大口径ホイールも新たに設定。「エスカレード」のスポーティな魅力を高めている。

インテリアでは湾曲型55インチHDカーブド フロント ディスプレイが目を引く。8K解像度のドライバー用画面と4K解像度の助手席用画面をシームレスにつなぎ、ドライバーには車載用として世界初の車両全周を映し出すサラウンドビジョンやさまざまな車両情報を高い視認性で鮮明に表示。助手席側の専用画面では、足もとのHDMI端子を利用することで、お気に入りのコンテンツを楽しんだり、車両情報を確認することが可能だ。
新しくなったインターフェイスは、センターコンソールに搭載されたタブレット型のコマンドセンターを中心に設計。エアコンやライト、シート調整などあらゆる機能をコントロールできる。一方で、キャデラッククレストが美しく光るジョグダイヤルや音量調整用の物理スイッチも引き続き搭載。ステアリングホイールは、往年のキャデラックをオマージュした新デザインにリニューアルされた。

キャビンに用いられた素材は、深みのある天然木や滑らかなセミアニリンレザーなど本物の素材を惜しみなく使用。丹念な手仕事で仕立てられた上質な空間は、エスカレードでしか味わえないくつろぎとステータスをもたらす。長いホイールベースを生かした広大なキャビン、2層構造で断熱性と遮音性に優れ、開放感に溢れるパノラミック パワーサンルーフ(電動サンシェード付)、ヒーター&ベンチレーション機能付き12ウェイ調整フロントパワーシート、冷凍機能付き冷蔵庫など、最上級のドライビングエクスペリエンスを提供する。シーンや気分に合わせたライティングをカスタマイズできるアンビエントライトは、126色のカラーバリエーションを展開し、好みに合わせて室内を演出できる。

高品質なサウンドシステムの採用も見逃せない。キャデラックが「エスカレード」で初めて車載用に採用した、オーストリア発祥のAKG(アーカーゲー)社製サラウンドサウンドシステムは、36個のスピーカーによる驚異的な立体音響を実現。堅牢なボディと遮音ガラス、ノイズキャンセリング機能などの徹底したノイズ対策により、高い静粛性と合わせて臨場感溢れる音響体験が楽しめる。
416ps/624Nmを発する6.2L V型8気筒エンジンは強力なパワーを生み出すだけでなく、クルージングなどの低負荷価値には8気筒のうち、4気筒または6気筒を休止させるダイナミックフューエルマネジメントを採用。さらに最新の10速ATによって、あらゆるシーンで新次元の走りが体感可能だ。
また、WD HI/4 HI/4 LOW/NEUTRAL/AUTOの5つの走行モードを選べるAUTOTRAC 2スピードトランスファーケースを搭載。AUTOモードは通常時は後輪駆動で走行し、スリップを検知した際には、必要に応じで4WDに自動で切り替わる。新たに設定された4 LOWモードでは、深い雪道や泥地などの悪路でもより高い走破性を発揮する。
利便性への配慮も細やかだ。センサーとモーターを内蔵した前後の「パワー オープン/クローズ ドア」は、強風時や傾斜地での開閉を制御し、障害物にも自動で対応、エレガントなドア操作をサポートする。電動アシストステップや、ソフトクローズ機能も標準装備され、スムーズな乗降をエスコートする。
リヤカメラミラーは、通常のルームミラーとして使用するだけでなく、デジタルミラーに切り替えることで広角な後方映像を表示。角度調整やズーム機能を駆使して視界や視認性を高めて、より安全なドライビング環境を実現する。
発売を記念した50台限定の特別仕様車「ローンチエディション」

改良新型エスカレードの発売を記念して設定されたのが、50台限定の特別仕様車「ローンチエディション」。スポーツグレードをベースに、通常のスポーツでは選べないアージェントシルバー メタリックをボディカラーに採用。24インチ7スポーク パール ニッケル アロイホイールを標準装備し、ボディの前後には特別なモデルであることを主張するモノトーンのキャデラック クレストが輝く、日本国内だけの限定バージョンだ。

リヤに装着したグロスブラックのモデルバッジ&トルクバッジは、限定モデルのアグレッシブなスタイルを強調。また、洗練された専用インテリアカラーのシェアグレイ・ジェットブラックアクセントには、ファセットキルティングを施したセミアニリンのフルレザーを使用。磨き抜かれた内外装は、キャデラックの新たな時代を切り拓くにふさわしい、卓越した存在感を放つ。
