次世代ホンダセンシングをはじめ、知能化技術による新たな価値創造技術もあわせて紹介

同展でホンダは、2050年の「カーボンニュートラル」と「交通事故死者ゼロ」というホンダの掲げる目標の達成に向けた最新技術に加え、知能化技術による新たな価値創造技術を紹介。
また、横浜会場で関連催事として開催される『自動車技術会2025年春季大会』では、5月22日(木)に、本田技研工業の三部敏宏社長が「電動化・知能化時代に於けるモビリティ産業の広がりについて」、並行で開催される『EVTeC2025』では、5月21日(水)に、本田技術研究所の大津啓司社長が『Honda’s Pursuit of Carbon Neutrality and Electrification Technology』と題した講演を行なう。

🔳『人とくるまのテクノロジー展2025』 ホンダ展示内容
【カーボンニュートラル】
●薄型・軽量バッテリーパック
生産技術の革新により、薄型化したバッテリーの実物展示とそれを実現するための技術を紹介。
・大型アルミダイカスト・接合技術革新
・搭載効率最大バッテリーパック技術
・バッテリー劣化抑制技術
●リソースサーキュレーション技術
資源利用に関する社会課題にも向き合い、モビリティを通して「自由な移動の喜び」を永続的に提供し続けるための取り組みを紹介。
・廃車由来プラスチックの油化ケミカルリサイクル技術
・廃車由来100%リサイクル材の製品適用(国内初)
・アクリル樹脂の水平リサイクル技術
・ナイロン6の水平リサイクル技術
・アルミダイカスト完全水平循環技術
・四輪廃棄バンパー由来リサイクルPP材の二輪車部品適用
・バイオ由来プラスチックを用いた二輪車用塗装レス外装カバー
【交通事故死者ゼロ】
●ホンダ独自の協調人工知能Honda CI による運転支援技術
「Honda CI(Cooperative Intelligence※/以下CI)」を用いて、360度リスク認知によるCI運転支援により、CIが周辺状況から運転リスクを予測して、そのリスクをドライバーに伝達することで安全行動を促し、ドライバーのリスク見落としによる交通事故を低減することを目指す技術を紹介。具体的には、後付けも可能な前後カメラでリスク認知状態を検出するとともに、交通シーンとドライバーの認知状態に応じて、車内に設置したLEDリスクインジケーターでドライバーに対して注意喚起を光と音で知らせる技術だ。
※振る舞いや言葉を通じてコミュニケーションを図り、ユーザー・周囲の人と協調しながらユーザーを支える人工知能
●安全・安心ネットワーク技術
誰もが事故に遭わない交通社会の実現に向け、通信技術の活用により、すべての交通参加者がつながり、共存できる「協調安全社会」の実現を目指した取り組み。路側カメラ、車載カメラやスマートフォンから各交通参加者の状態・特性を把握し、通信で検知した交通環境に潜むリスクをサーバーに集約、総合的にリスクを予測し、リスクが高まりそうな交通参加者へ対処手法を通知、リスクを未然に回避する行動を促す技術を紹介。
【知能化技術の進化】
●四輪ダイナミクス統合制御
バイワイヤデバイスを統合制御することで、さまざまな路面環境でも安心で意のままのダイナミクスを提供する技術を紹介。
・ステアバイワイヤ
・3次元ジャイロセンサー
・高速・高精度スリップ制御
●次世代ホンダセンシング
“運転からの解放”、“不安解消”、“安心と信頼”これらを実現するための機能を、さまざまな環境下においても安全・安心に途切れずに提供する技術を紹介
・異なる複数センサーによる高精度な検知
・教師なし学習の活用による運転支援エリアを早期に拡大できる技術
・ベテランドライバー運転行動モデルを活用したスムーズな支援
🔳関連催事での講演 開催概要
●『自動車技術会2025春季大会 Keynote Address』
・主催者:公益社団法人自動車技術会
・会場:パシフィコ横浜 会議センター1F メインホール
・開催日時:2025年5月22日(木)17:00~18:00
・登壇者:講師 本田技研工業株式会社 三部敏宏代表執行役社長
・司会:藤本直也氏(日産自動車株式会社/自動車技術会 総務担当理事)
・公式サイト:https://www.jsae.or.jp/taikai/2025haru/
●『EVTeC2025(7th International Electric Vehicle Technology Conference)Plenary Session』
・主催者:公益社団法人自動車技術会
・会場:パシフィコ横浜 カンファレンスセンター 3F プレナリールーム
・開催日時:2025年5月21日(水)9:30~10:10
・登壇者:株式会社本田技術研究所 大津啓司代表取締役社長
・公式サイト:https://evtec.jsae.or.jp/2025/