工業系の学生ら約130人がフォーミュラEの最新技術を学ぶ体験
2025年5月17日(土)、18日(日)に東京ビッグサイト周辺で開催されるフォーミュラE「Tokyo E-Prix」が開催される。開催に先駆けて、レース前日の16日(金)に学生を対象とした特別な教育プログラム「TECH STUDENTS ON TRACK presented by Komatsu」が実施された。
フォーミュラEは各レースの開催地で様々なエンゲージメントプログラムを実施している。それはフォーミュラEのフィロソフィーとして、地域や社会に貢献したいという思いから続けられている活動だ。東京大会では昨年から「FIA ガールズ・オン・トラック」が実施され、モータースポーツの世界で女性が活躍することが、どのような体験かを知ってもらう機会を広げてきた。今年はそれに加えて、工業系の学生を対象とした「テック・スチューデント・オン・トラック presented by コマツ」が実施されることとなった。


このプログラムは、工業高校の高校生や、高等専門学校(高専)の学生をサーキットに招いて、最新のフォーミュラEマシンや電動モビリティのメカニズム、フォーミュラEレース運営の舞台裏を知ってもらおうという内容だ。文部科学省とスポーツ庁を通じて募集を行い、東京都内および近郊の工業高校、高専の学生ら約130人が参加した。そして、フォーミュラE東京大会のレースパートナーでもあるコマツがプレゼンティングスポンサーとして協賛を行っている。


プログラムでは、フォーミュラEのピットガレージやコースの見学、コマツブースでの同社電動建機開発者の出張授業、フリープラクティスの観戦、トラックウォークなどが実施された。フォーミュラEマシンのメカニズムやディティールを間近で触れることができる貴重な体験に、未来のエンジニア達は目を輝かせながら最新の電動モビリティ技術を学んでいた。
