フォルクスワーゲン「T-Roc」新型のデザインが細部まで判明! 2025年内正式デビューか

フォルクスワーゲン T-Roc 次期型 予想CG
フォルクスワーゲンは現在、人気のコンパクト・クロスオーバーSUV「T-Roc」次期型を準備中だ。その開発も終盤と見られているが、正式発表を前に最終デザインをプレビューしよう。

「MQB A1」プラットフォームから最新「MQB Evo」プラットフォームに切り替え

フォルクスワーゲン T-Roc 次期型 予想CG

初代となる現行型のフォルクスワーゲン(以下VW)T-Rocは、2017年に同ブランド第4のSUVとして発売された。デビューからわずか4年で全世界累計販売台数は100万台を突破、2020 年代初頭にヨーロッパの販売台数で伝説のゴルフをしばらく上回ったことさえある人気モデルだ。

フォルクスワーゲン T-Roc 次期型 プロトタイプ スパイショット

ラインアップのなかでは、「ティグアン」のひとつ下のランクに位置、ゴルフのオフロード版のような存在で日本市場でも絶大な人気を誇っており、第2世代への期待が高まっている。

お馴染みNikita Chuicko氏から協力を得た予想CGは、特許画像と内部情報、そしてスパイショットから制作されており、ほぼこのデザインで発売間違いないと思われる。

次期型では、おなじみのプロポーションと、ルーフラインに沿ったクロームモールディングが施された、幅広のリアピラーという外観の最も特徴的な要素を維持するだろう。

フロントエンドでは、現行型よりつり上がったヘッドライトを装備、スリムなLEDライトバーで接続され、バンパーのラジエーターグリルは拡大、かなりアグレッシブなイメージに進化。また、下部グリルには、複数のスリムなLEDデイタイムランニングライトが組み込まれているのも特徴的だ。

側面では、上部キャラクターラインが削除されシンプルになるが、下部に新たなキャラクターラインが追加されている。また、サイドミラーは、ピラーの基幹からドアへと移動されていることもわかる。リアデザインでは、テールライトがスリム化され、ロゴを通るLEDストリップと統合されるほか、リフレクターは横から縦基調へ刷新される。

次期型では「MQB A1」プラットフォームから、最新の「MQB Evo」プラットフォームに切り替えられ、ボンネットの下には、1.5L TSIガソリンターボエンジンと 2.0L TDIディーゼルターボエンジンが搭載される。また、新世代マイルドハイブリッド技術が導入され、トランスミッションはマニュアルギアボックスまたはロボットDSGが提供される予定となっている。また、近い将来には完全電動バージョンも登場すると思われるが、これは別のプラットフォーム上に構築されるだろう。

T-Roc次期型のワールドプレミアは、今後数ヶ月以内と予想されている。

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著者プロフィール

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…