サイドガラスの形状はセダンと同じスタイル、ボディがストレッチされた分、リアクォーターウィンドウを延長
CLAシリーズは2013年にメルセデス・ベンツのラインナップに初めて登場し、その1年前に発表されたスタイルクーペコンセプトの生産バージョンとなった。CLAは、クラスとBクラスの前輪駆動プラットフォーム上に構築されており、同社によれば、その抗力係数は0.23と量産車の中で最高の空力特性を備えている。そして存在が危ぶまれた第3世代でも復活を遂げるのだ。

新型シューティングブレークは、すでにプロトタイプがスクープされているが、最終デザインも以前のバージョンと同じ過程に従って製造される。Nikita Chuicko氏から提供された予想CGを見ると、中央のピラーまではセダンと同一で、後部には傾斜したルーフと狭いリアウィンドウが確認できる。サイドガラスの形状はセダンと同じスタイルで作られているが、ボディがストレッチされた分、リアクォーターウィンドウが長くなったことがわかる。また、テールライトやリアバンパーはセダンと同一であり、トランクの積載高さは変わっていない。
セダンと同様に、シューティングブレークもエントリーラグジュアリーセグメントのコンパクトカー向けに開発された、MMA(メルセデスベンツモジュラーアーキテクチャ)プラットフォーム上に構築される。ステーションワゴンの寸法はセダンと同じになると予想されており、全長4723 mm、全幅1855 mm、全高1468 mm、ホイールベース2790 mmだ。

パワートレインは、サルーンと共有する。ハイブリッドラインアップには、1.5L直列4気筒「M252」エンジンを搭載、最高出力136ps、163ps、190psの各バージョンがあり、8速デュアルクラッチオートマチックトランスミッションに統合される、27ps(20 kW)の電気モーターがアシスト、オプションで全輪駆動が提供される予定となっている。
一方次期型の目玉となるゼロエミッションのCLAは、最高出力271ps(200 kW)のリヤ電気モーター、またはフロントに108ps(80kW)のモーターを追加した全輪駆動バージョンのオプションを提供する。エネルギーは、58kWhまたは85kWhの容量を持つバッテリーパックに蓄えられ、800Vシステムと新世代バッテリーの組み合わせにより、最大792km(492マイル)の走行距離を実現、10分の充電で325km(202マイル)の航続距離を可能にする。シューティングブレークは空力ボディを備えているため、この数値に近い数値を達成する可能性が高いとみられている。
CLAシューティング新型のワールドプレミアは、2025年9月が有力視されている。









