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粘土タイプより使いやすいスポンジタイプ!鉄粉取りがはかどるヴァレンティ『カークレイスポンジ』を使ってみた

走行しているとしだいにボディには鉄粉が付着する。ブレーキダストに含まれるものや、工場、工事現場などから飛散したものだ。これらは簡単に見えるものではないが、タバコやお菓子の包装フィルムを指にあててなでてみるとザラザラした感触になるのでわかりやすい。そして鉄粉は塗装面の平滑さを損ない、くすみやツヤの低下などの原因になるといわれている。そのためときどき除去しておきたい。特にしっかりコーティングをするときなどは、事前の下地づくりのためにやっておきたい作業だ。これは、そんな鉄粉除去のための新しい形状のアイテムだ。

適度な硬さのグリップ付きスポンジで扱いやすい

鉄粉除去ツールとして歴史があるのは粘土タイプだ。ただ粘土はサイズが小さめで作業に時間がかかったりそれ自体が硬めである扱いにくさなどもある。それに対してこの『カークレイスポンジ』は、グリップ付きのスポンジに鉄粉取り用のディンプルラバーを備えたアイテムだ。

Valenti『JELBOカークレイスポンジ(実勢価格:1320円前後/税込)』
サイズは直径約100mm×高さ約60mmだ。

本体は硬めのスポンジ。適度な握りやすさと柔軟性も兼ね備えている。ゴム面は直径10cmあり、ちょうどいいサイズ感だ。いちどに施工できる広さと扱いやすさのバランスがいい。

鉄粉取りのゴム面はディンプル加工されている。この部分が効果的に鉄粉を除去してくれる。

水をかけながら使うことでボディへのキズつきを防ぐ

使い方は、まずシャンプー洗車などでクルマの汚れを落としておく。そして水を流しながらカークレイスポンジでボディ面を磨いてやる。水を流しながら行うのはボディにキズがつくのを防ぐためで、スポンジにも水を含むので、水切れしにくくなっている。また、シャンプーを使用しながら作業するのも、滑りやすいので好ましいという。

水だけで施工してもいいが、JELBOジュエルメタルリムーバー『JELBO-RM-1』と併用することでより効果が高まる。

この作業によって鉄粉を落とすことができるが、そのほかにも虫の死骸、花粉、黄砂、タール、ピッチ、塗装ミストなど、頑固な汚れも落とすことができる。コーティングなども落ちてしまうので、作業後は再度コーティング、ワックスなどを施す必要がある。
グリップ付きスポンジは握りやすく、楽に鉄粉落とし作業ができるツールだ。

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