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3万円弱は高くない?約1年放置したバッテリーが復活!? MeltecPLUS『ウルトラパルス充電器』を使ったら電圧が5.6Vから12V台まで回復

MeltecPLUS『ウルトラパルス充電器 MP-330(実勢価格:2万7280円/税込)』は、パルス充電器のフラッグシップモデル。原付から重機まで幅広いサイズに対応している。
クルマの電力を供給する必須装備のバッテリーは、サイズにもよるが高価なものが増えている。そのためできるだけ長く使いたいと考えるのは一般的。普段から乗っていれば、バッテリーは健康な状態をキープしているが、あまり乗らないのであれば放電によって電圧低下し始動ができなくなることもある。そこで定期的なメンテナンスとしてバッテリーの充電を行わなくてはならないのだ。もちろん、健康な状態のバッテリーなら充電器に繋いでおくだけでOKなのだが、長い間使っているとサルフェーションが発生し、充電しても十分な性能を発揮しなくなる。このサルフェーションを除去することでバッテリーを健康な状態に引き戻すのがパルス充電なのである。

1万5000回のパルス振動が効く!

今回は約2年使用したのちに、オルタネーターの故障で充電を使い切ってしまったバッテリー。一旦は通常の充電器にかけてみたが、ピークの12V台後半から日を追うごとに電圧は低下していたため放置となっていたものだ。放置期間は約1年弱で、テスト直前には電圧は5.6Vまで落ちてしまっていた。

このバッテリーに秒間1万5000回というパルス振動を発生するパルス充電を行なったところ、12.6Vまで復帰。その後、1週間経過しても12V台をキープしていることから、バッテリー内部の電極板は健康な状態を取り戻したと判断できる。

秒間1万5000回のパルス振動を発生させ、従来モデルと比べると大幅な進化を果たしている。この振動がバッテリー端子に付着する硫酸鉛を取り除き、バッテリーを健康な状態に引き戻してくれる。

また、MP-330が持つもうひとつの特徴がセルスタート始動モードを搭載すること。100V電源からバッテリーへ充電すると同様に、セルスターターに必要な電力をまかなうことができるのだ。急なバッテリー上がりにも対応できる優れモノなのだ。

パルス充電時はモニター部分にパルスの表示が行われる。サルフェーション除去能力が格段にアップしたことで、バッテリーの長寿命化を実現しているのだ。

バッテリー充電器はどれも同じと考えるのではなく、充電器の性能によって寿命は大きく変わってくるというわけだ。

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