LEXUS IS、いよいよファイナルステージへ

米国市場では、この特別仕様車が「最後のIS500」と噂されている。日本では、生産終了前となる2025年6月に、ラストモデルが発売予定となっているが、IS500アルティメットエディションが導入されるかは不明だ。

アルティメットエディションは、現在販売されている「IS500 F スポーツパフォーマンス」をベースに開発。特別部分は、塗装をはじめ、ほぼすべて視覚的なものに限定される。
外装は「ウィンド」と呼ばれる専用のメタリックライトグレー仕上げで覆われ、カスタム19インチBBSホイールは、繊細なマットブラック仕上げになっているほか、ブレーキキャリパーは、お馴染みのオレンジではなく、刺激的なレッドカラーが採用されているのが特徴だ。
内装には、ブラックのアクセントと赤いシートベルトが付いたサーキットレッドのレザーが採用されている。
シート自体にはレクサスの「NuLuxeフェイクレザー」とスエードが使用されており、ダッシュボードのカスタムシリアルバッジがこの車の独自性をアピールする。
信じられないかもしれないが、レクサスIS500は、現在アメリカで販売されている最後の自然吸気V8高級セダンなのだ。
アルティメットエディションでも、自然吸気 5.0リットルV8エンジンが搭載され、8速オートマチックトランスミッションが後輪に動力を送り、最高出力472ps、最大トルク535Nmを発揮する。
また、フロントの赤い塗装で仕上げられたブレンボ製6ピストンキャリパーは、制動力をさらに高めている。
同ブランドは、このスペシャルモデルの価格をまだ公表していないが、その独占性と特別なタッチを考えると、2025年モデルの60,595ドル(約870万円)の開始価格よりも高く、1千万円程度になることが予想される。
さて、日本では前述したとおり、6月に最後の「IS500」がクライマックスを飾ると思われるが、後継モデルの動きもあるようなのだ。こちらに関しては、追って紹介するのでお楽しみに。




