トヨタ「新型RAV4」とスバル「フォレスター」人気SUVのスタイルを比べてみた。どれが好み?

RAV4/フォレスター
RAV4/フォレスター
2025年5月21日、ついに発表された6代目となるトヨタ新型RAV4。気になる日本発売は2025年度内を予定している。1994年に登場した初代からオシャレSUV界のキングとして人気のRAV4、その最新6代目RAV4を、先日2025年4月17日に発表・発売されたばかりのスバル(こちらも)6代目「フォレスター」と比べてみた。

新型RAV4とフォレスターのボディサイズはほぼ一緒

トヨタ新型RAV4
お披露目されたトヨタ新型RAV4

全世界で愛されているトヨタ「RAV4」の最新6代目が2025年5月21日に世界初公開された。世界180以上もの国・地域で順次発売され、日本での発売は2025年度内だとか(ってことは2026年3月までには発売)。しかし、新型RAV4はボディの4サイズだけは公開されたが、価格や詳細数値はまだ発表されていない。

分かっている主なものとしては、全グレードE-FourのAWDで、3種のスタイル(仕様)があること、トランスアクスルやパワーコントロールユニット、電池等の改良により大幅に性能アップしたHEVがCOREとADVENTUREに、従来比でモーター出力が12%向上し電池の大容量化によりEV航続距離が旧型の95kmから150kmまでに伸びたPHEVがCOREとGR SPORTに設定されていること、トヨタの知能化技術「Arene(アリーン)」が初搭載されたこと(詳しくは他記事も要チェックのこと♪)…等々。

新型RAV4発表会
発表会で並ぶ新型RAV4

ここでは、新型RAV4と新型フォレスターの試乗比較テスト…をしたいところだが、数ヵ月後には行なわれるだろうRAV4初乗りを心待ちにし、まずは分かっている部分のみの比較チェックをしてみた。

RAV4
CORE
HEV/PHEV
RAV4
ADVENTURE
HEV
RAV4
GR SPORT
PHEV
フォレスター
Premium S:HEV EX
e-BOXER(ストロングハイブリッド)
全長(mm)4600462046454655
全幅(mm)1855188018801830
全高(mm)1680(HEV)
1685(PHEV)
168016851730
ホイールベース(mm)2690269026902670
トヨタ新型RAV4とスバル フォレスター(Premium S:HEV EX)のボディサイズ比較。ちなみにフォレスターはグレード別でも表内サイズは同じだ

グレードは同じく3種だが、RAV4の顔の違いったらもう!

“クルマは顔も命!”ってことで、まずはグレード別による顔面をチェックしてみた。

RAV4 COREのフロントフェイス
RAV4 ADVENTUREのフロントフェイス
RAV4 GR SPORTのフロントフェイス

フォレスターは水平対向2.5L+e-BOXER(ストロングハイブリッド)のPremium S:HEVとX-BREAK S:HEV、1.8LターボのSPORTの3種(+個々にEX)。
RAV4は多分スタンダートなのかな?のSUVハンマーヘッドが特徴のCOREにHEVとPHEV、よりアウトドア風味強めというかラギッド感(武骨さ)を強調したADVENTUREにHEV、そしてSUVだってモータースポーツ感を強調する走りも自慢のGR SPORTにPHEVと、こちらも3種の顔を持っている。

フォレスターPremium S:HEV
フォレスター X-BREAK EX
フォレスター SPORT EX

フォレスターはボディ同色のバンパーで雰囲気が変わる他はコレといって違いは…ない。

一方のRAV4は、CORE、ADVENTURE、そしてGR SPORTと3車3様。クラウンが4種あるが如く、RAV4も顔ダケを見ればヘッドライト以外はけっこう全く違う3種の顔を持っている。

COREはストリートで映えそうなバンパー一体グリル、オフロード風味強めなADVENTURE、GR SPORTは各車共通デザインでも進化したFunctional MATRIXグリルがスポーティとなっており、またトヨタエンブレムはADVENTUREのみグリル上部に位置する。洗車のしやすさはADVENTUREが1番っぽい感じ…汚れやすそうな仕様だからか?

全幅を見てみる。RAV4のCOREが1855mm、ADVENTURE とGR SPORTが1880mm。フォレスターは1830mmと、ちょっとだけフォレスターがスリム。

RAV4のCOREとGR SPORTに搭載されるPHEV
フォレスターPremium S:HEV EXのe-BOXERストロングハイブリッド

そして全高。RAV4のCOREはHEV:1680mm/PHEV:1685mm、ADVENTUREは1680mm、GR SPORTが1685mm。そしてフォレスターは1730mm。50~55mmフォレスターのほうが背が高いと分かる。

また、見た目だけではわからないが、RAV4 GR SPORTは+20mmワイドトレッド化されているという。

サイドから見てみる

サイドからの違いはどうか。フォレスターはPremium S:HEV EXと画像比較してみた。

RAV4 COREのサイドビュー
RAV4 ADVENTUREのサイドビュー
RAV4 GR SPORTのサイドビュー

まず全長。RAV4のCOREが4600mm、ADVENTUREが4620mm、GR SPORTは4645mm。フォレスターは4655mm。ホイールベースはRAV4が全車2690mm、フォレスターは2670mmだ。“全長5000mmを超えるといきなり使い勝手が悪くなる…”という国際モータージャーナリスト・清水和夫さんの言葉を思い出すと、RAV4もフォレスターも取り回しなどの使い勝手は大変良さげだと分かる。

フォレスターPremium S:HEV EXのサイドビュー

ではデザインは? これはもう好みの問題。一言で言えばRAV4はスッキリ、フォレスターはドッシリ。全車にルーフレールは装備されているが、RAV4 ADVENTUREのみ大型のガッツリタイプが装備され見た目にゴッツさをプラス。サーフボードやスキー、スノボ板などが載せられアウトドア派にも好まれそうだ。

ホイールアーチモール(フェンダーモールともいう)もイメージ付けに大切な部分。RAV4 ADVENTUREはより大型ゴツめのものがアクセントになり力強さを強調。フォレスターはホイールハウス内がモロ見えにならないような、ホイールアーチに沿った形状が個人的には好ポイント。そしてこれも好みだが、RAV4 GR SPORTだけはSUVだけど…車高短で乗りたいような気になる…!

足元はどうだ?

タイヤサイズについては文字での発表はないが、発表会時の装着タイヤはコレ。RAV4 ADVENTUREのみ“ゲジゲジタイヤ”と呼ばれる本格オフロード用を履いているのも注目だ。

RAV4 COREのタイヤ(235/50R20/TOYO TIRES PROXES Sport)&ホイール
RAV4 ADVENTUREのタイヤ(235/65R18/DUNLOP GRANDTREK A/T 30T)&ホイール

RAV4 CORE:235/50R20/TOYO TIRES PROXES Sport
RAV4 ADVENTURE:235/65R18/DUNLOP GRANDTREK A/T 30T
RAV4 GR SPORT:235/50R20/TOYO TIRES PROXES Sport
フォレスター Premium S:HEV EX:235/50R19/BRIDGESTONE TURANZA EL450(※撮影車)

RAV4 GR SPORTのタイヤ(235/50R20/TOYO TIRES PROXES Sport)&ホイール
フォレスター Premium S:HEV EXのタイヤ(235/50R19/BRIDGESTONE TURANZA EL450 ※撮影車)&ホイール

サイドから見た足元→ホイールデザインはクルマ全体をイメージ付ける大切な部分。全車SUVっぽさを強調するデザインで、派手さで言えばフォレスターがトップか? RAV4 GR SPORTはその走りのイメージからも、専用のより軽量ホイールを装着。また、GR SPORTはホイールから覗く真っ赤なブレーキキャリパーにストッピングパワーが期待できそうだ。

RAV4 GR SPORTの赤いブレーキキャリパーにそそられる! 期待!!

後ろ姿も見せつけたいぞ

後ろ姿はどうか? フォレスターはサイドビューと同じくPremium S:HEV EXと画像比較だ。

RAV4 COREのリヤビュー
RAV4 ADVENTUREのリヤビュー
RAV4 GR SPORTのリヤビュー
フォレスター Premium S:HEV EXのリヤビュー

RAV4は、フロントデザインが3車全く違うのに対し、リヤから見るとバンパー形状などの細かいところ以外で違いはあまりなく、スッキリとシャープな感じ。フォレスターのほうがアウトドア感はより感じられる気がする?

コクピット、前後シートも画像でチェック!

RAV4 COREのコクピット
RAV4 COREのフロントシート
RAV4 COREのリヤシート
RAV4 ADVENTUREのコクピット
RAV4 ADVENTUREのフロントシート
RAV4 ADVENTUREのリヤシート
RAV4 GR SPORTのコクピット
RAV4 GR SPORTのフロントシート(リヤシートの画像が無い…ゴメンナサイ)
フォレスター Premium S:HEV EXのコクピット
フォレスター Premium S:HEV EXのフロントシート
フォレスター Premium S:HEV EXのリヤシート

RAV4は右/左ハンドル(北米仕様)ごちゃまぜで申し訳ないけど、イメージは掴んでもらえるハズ。

RAV4のトヨタ初搭載という新世代マルチメディアが賢そうだ

RAV4にはトヨタ初搭載の新世代マルチメディアを採用、実際にイジってみないと分からないことも多いが、“ハイ、RAV4!”(とか?)の音声認識精度も向上しているそう。また、オーナーの操作性、使い勝手にも応えてくれるカスタマイズもできるとのこと。

フォレスターは安定のSUBARU共通デザインのセンターディスプレイが落ち着く?

RAV4 CORE
RAV4 CORE
RAV4 ADVENTURE
RAV4 ADVENTURE
RAV4 GR SPORT
RAV4 GR SPORT
フォレスター Premium S:HEV EX
フォレスター Premium S:HEV EX

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急ぎ足だけど画像で見てきたRAV4とフォレスター比較。アナタはどれを選ぶ?

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