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新型RAV4とフォレスターのボディサイズはほぼ一緒

全世界で愛されているトヨタ「RAV4」の最新6代目が2025年5月21日に世界初公開された。世界180以上もの国・地域で順次発売され、日本での発売は2025年度内だとか(ってことは2026年3月までには発売)。しかし、新型RAV4はボディの4サイズだけは公開されたが、価格や詳細数値はまだ発表されていない。
分かっている主なものとしては、全グレードE-FourのAWDで、3種のスタイル(仕様)があること、トランスアクスルやパワーコントロールユニット、電池等の改良により大幅に性能アップしたHEVがCOREとADVENTUREに、従来比でモーター出力が12%向上し電池の大容量化によりEV航続距離が旧型の95kmから150kmまでに伸びたPHEVがCOREとGR SPORTに設定されていること、トヨタの知能化技術「Arene(アリーン)」が初搭載されたこと(詳しくは他記事も要チェックのこと♪)…等々。

ここでは、新型RAV4と新型フォレスターの試乗比較テスト…をしたいところだが、数ヵ月後には行なわれるだろうRAV4初乗りを心待ちにし、まずは分かっている部分のみの比較チェックをしてみた。
RAV4 CORE HEV/PHEV | RAV4 ADVENTURE HEV | RAV4 GR SPORT PHEV | フォレスター Premium S:HEV EX e-BOXER(ストロングハイブリッド) | |
全長(mm) | 4600 | 4620 | 4645 | 4655 |
全幅(mm) | 1855 | 1880 | 1880 | 1830 |
全高(mm) | 1680(HEV) 1685(PHEV) | 1680 | 1685 | 1730 |
ホイールベース(mm) | 2690 | 2690 | 2690 | 2670 |
グレードは同じく3種だが、RAV4の顔の違いったらもう!
“クルマは顔も命!”ってことで、まずはグレード別による顔面をチェックしてみた。


フォレスターは水平対向2.5L+e-BOXER(ストロングハイブリッド)のPremium S:HEVとX-BREAK S:HEV、1.8LターボのSPORTの3種(+個々にEX)。
RAV4は多分スタンダートなのかな?のSUVハンマーヘッドが特徴のCOREにHEVとPHEV、よりアウトドア風味強めというかラギッド感(武骨さ)を強調したADVENTUREにHEV、そしてSUVだってモータースポーツ感を強調する走りも自慢のGR SPORTにPHEVと、こちらも3種の顔を持っている。



フォレスターはボディ同色のバンパーで雰囲気が変わる他はコレといって違いは…ない。
一方のRAV4は、CORE、ADVENTURE、そしてGR SPORTと3車3様。クラウンが4種あるが如く、RAV4も顔ダケを見ればヘッドライト以外はけっこう全く違う3種の顔を持っている。
COREはストリートで映えそうなバンパー一体グリル、オフロード風味強めなADVENTURE、GR SPORTは各車共通デザインでも進化したFunctional MATRIXグリルがスポーティとなっており、またトヨタエンブレムはADVENTUREのみグリル上部に位置する。洗車のしやすさはADVENTUREが1番っぽい感じ…汚れやすそうな仕様だからか?
全幅を見てみる。RAV4のCOREが1855mm、ADVENTURE とGR SPORTが1880mm。フォレスターは1830mmと、ちょっとだけフォレスターがスリム。


そして全高。RAV4のCOREはHEV:1680mm/PHEV:1685mm、ADVENTUREは1680mm、GR SPORTが1685mm。そしてフォレスターは1730mm。50~55mmフォレスターのほうが背が高いと分かる。
また、見た目だけではわからないが、RAV4 GR SPORTは+20mmワイドトレッド化されているという。
サイドから見てみる
サイドからの違いはどうか。フォレスターはPremium S:HEV EXと画像比較してみた。



まず全長。RAV4のCOREが4600mm、ADVENTUREが4620mm、GR SPORTは4645mm。フォレスターは4655mm。ホイールベースはRAV4が全車2690mm、フォレスターは2670mmだ。“全長5000mmを超えるといきなり使い勝手が悪くなる…”という国際モータージャーナリスト・清水和夫さんの言葉を思い出すと、RAV4もフォレスターも取り回しなどの使い勝手は大変良さげだと分かる。

ではデザインは? これはもう好みの問題。一言で言えばRAV4はスッキリ、フォレスターはドッシリ。全車にルーフレールは装備されているが、RAV4 ADVENTUREのみ大型のガッツリタイプが装備され見た目にゴッツさをプラス。サーフボードやスキー、スノボ板などが載せられアウトドア派にも好まれそうだ。
ホイールアーチモール(フェンダーモールともいう)もイメージ付けに大切な部分。RAV4 ADVENTUREはより大型ゴツめのものがアクセントになり力強さを強調。フォレスターはホイールハウス内がモロ見えにならないような、ホイールアーチに沿った形状が個人的には好ポイント。そしてこれも好みだが、RAV4 GR SPORTだけはSUVだけど…車高短で乗りたいような気になる…!
足元はどうだ?
タイヤサイズについては文字での発表はないが、発表会時の装着タイヤはコレ。RAV4 ADVENTUREのみ“ゲジゲジタイヤ”と呼ばれる本格オフロード用を履いているのも注目だ。


RAV4 CORE:235/50R20/TOYO TIRES PROXES Sport
RAV4 ADVENTURE:235/65R18/DUNLOP GRANDTREK A/T 30T
RAV4 GR SPORT:235/50R20/TOYO TIRES PROXES Sport
フォレスター Premium S:HEV EX:235/50R19/BRIDGESTONE TURANZA EL450(※撮影車)


サイドから見た足元→ホイールデザインはクルマ全体をイメージ付ける大切な部分。全車SUVっぽさを強調するデザインで、派手さで言えばフォレスターがトップか? RAV4 GR SPORTはその走りのイメージからも、専用のより軽量ホイールを装着。また、GR SPORTはホイールから覗く真っ赤なブレーキキャリパーにストッピングパワーが期待できそうだ。

後ろ姿も見せつけたいぞ
後ろ姿はどうか? フォレスターはサイドビューと同じくPremium S:HEV EXと画像比較だ。
RAV4は、フロントデザインが3車全く違うのに対し、リヤから見るとバンパー形状などの細かいところ以外で違いはあまりなく、スッキリとシャープな感じ。フォレスターのほうがアウトドア感はより感じられる気がする?
コクピット、前後シートも画像でチェック!
RAV4は右/左ハンドル(北米仕様)ごちゃまぜで申し訳ないけど、イメージは掴んでもらえるハズ。

RAV4にはトヨタ初搭載の新世代マルチメディアを採用、実際にイジってみないと分からないことも多いが、“ハイ、RAV4!”(とか?)の音声認識精度も向上しているそう。また、オーナーの操作性、使い勝手にも応えてくれるカスタマイズもできるとのこと。
フォレスターは安定のSUBARU共通デザインのセンターディスプレイが落ち着く?
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急ぎ足だけど画像で見てきたRAV4とフォレスター比較。アナタはどれを選ぶ?