トヨタ「カローラ クロス」がマイチェン実施! 顔面刷新と路面を照らすウインカーなど装備

トヨタ・カローラ クロスが2025年5月に一部改良を実施。日常使いに優れたSUVとしての完成度をさらに高めるべく、内外装の質感向上や装備の充実が図られた。視覚的安全支援機能として「シグナルロードプロジェクション」をトヨタの量産車として初採用するなど注目が集まる。

エクステリアはライト類を全面刷新。見た目の印象が大きく変化

トヨタ・カローラ クロス「Z」

トヨタは5月23日、カローラ クロスの一部改良モデルを発表した。改良版は同日より販売を開始しており、さらにスポーツグレード「GR SPORT」追加する。こちらは2025年8月4日より発売となる予定だ。

今回の変更点で最も目を引くのは、バンパー一体型グリルとなったフロントフェイスの刷新だ。スマートで洗練されたイメージを演出している。また、ヘッドランプをはじめとしたライト類のリファインされ、Bi-Beam LEDヘッドランプ、LEDターンランプ、LEDクリアランスランプ、さらにはLEDデイタイムランニングランプを新採用。これにより、精悍かつ洗練された顔つきへと進化しており、特に夜間の視認性と存在感の向上が期待できる。また、パワートレーンはハイブリッドのみに一本化される。

先進的で力強い意匠のフルLEDランプを搭載。

今回の一部改良で新たに採用された装備のひとつが「シグナルロードプロジェクション」だ。このシステムは、方向指示器(ウインカー)の作動に連動して、車両の進行方向を示す矢印を路面に投影することで、周囲の歩行者や他の車両に対して視覚的な注意喚起を行う。特に見通しの悪い交差点や夜間の走行時において、出合い頭の事故や巻き込み事故の防止に寄与することが期待されている。

シグナルロードプロジェクション

室内空間においては、シフトノブやシフトパネル周辺のデザインを刷新し上質感を強化。使いやすさを向上しつつ、内装全体との調和を図るデザインとなっている。イルミネーテッドエントリーシステムを搭載し、細幅LEDによる先進性と質感を追求する。

シフトノブ/シフトパネル周辺のデザインを刷新。

Zグレードにはシートベンチレーション機能(シートクーラー)を新たに搭載。これにより、長時間運転時の快適性が大幅に向上すると見られる。夏場の都市部や渋滞環境での使用において、とくに歓迎される装備だろう。

Zグレードにはシートベンチレーション機能を搭載。

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