この特許画像はフィリピンの特許庁に出願されたものだ。トヨタは2024年1月に特許を出願していたようだが、「Top Gear」フィリピンが発見したこの画像をスクープ班が欧州エージェントを通して入手した。
現段階でFJクルーザーという確証はないのだが、トヨタが2023年に発表した公式ティーザーイメージとほぼ一致していることがわかる。同社は2023年8月にこのモデルのティザー画像を1枚公開して以来、ほとんど口を閉ざしており、それ以来、新型オフローダーに関する噂が絶えない。また、多くの人が「FJクルーザー」のネームプレートを復活させると考えているが、トヨタはまだ何も認めていない。

画像からは、5ドア構成で、箱型の実用的なスタンスを持つコンパクトSUVであることがわかる。ヘッドライト内部のグラフィックは不明だが、側面や全体的なシルエットは、トヨタが公開した公式ティザーと非常によく似ている。あらたな発見としては、突き出たフロントフェンダー、太いCピラー、そしてほぼ垂直なリヤエンド、テールゲートに搭載されたフルサイズのスペアタイヤなどだ。

ボディ下部には、バンパー、フェンダー、サイドスカートを包み込む未塗装のプラスチッククラッディングが施され、これらはすべて、このSUVのタフな性能を暗示する、クラシックなオフロードスタイルのアクセントとなっている。最低地上高もかなり高くなっていることもわかる。通常、特許画像には仮のホイールが使用されていることが多いが、このモデルには本格的なオフロードタイヤが装着されているように見える。
量産型では、兄貴分のランドクルーザーシリーズと遜色ない剛性のあるラダーフレーム、「GA-F」アーキテクチャの派生プラットフォームを採用。ボディサイズは全長4520mm×全幅1820mm×全高1850mm、ホイールベースは2750mmと予想、カローラクロスやRAV4をイメージすると良いかも知れない。

今回パワートレインの確定情報はないが、2.7L直列4気筒ガソリンエンジンを設定するほか、BEVモデルも噂されている。こちらはデュアルモーターを搭載し、最高出力220psを発揮するフラッグシップとなるかもしれない。また、航続距離は450kmを目指しているようだ。もちろん、ランクルファミリーのオフロード性能を継承する走破性能が期待できるとのことだ。
ワールドプレミアは2026年1月が最有力で、日本市場での価格は390万円〜と予想されているが、400万円台を超える可能性もありそうだ。



