ブラックで引き締めた「ダンディスポーツスタイル」、カッパーが艶やかな「ノーブルシックスタイル」
6月4日にフルモデルチェンジを果たしたダイハツ新型「ムーヴ」。リヤスライドドアの採用が大きな話題となっており、初期受注も計画の2倍を集めるという好調なスタートダッシュを決めている。そして初代の途中から追加されて、それ以来定番となっていた「カスタム」グレードが姿を消し、標準モデルに一本化されたのも新型「ムーヴ」の特徴だ。

その理由を、新型「ムーヴ」の開発をリードした戸倉宏征さん(製品企画部 チーフエンジニア)が明かしてくれた。
「初代で『裏ムーヴ』と呼ばれるカスタムモデルを投入した当時は、ダイハツの軽ラインナップはムーヴの他にはミラしかありませんでした。それに対して、今はミラ イース、タフト、ムーヴキャンパス、タントもあり、幅広いお客さまのニーズにお応えできるラインナップを揃えています。そんな状況の中、カスタムの役割が少し希薄にってきているというのがひとつです。
もうひとつありまして、30年前をもう一度振り返ってみると、当時は標準モデルを選ばれるのは子育て世代から子離れ世代がメイン、カスタムモデルはその逆で子育て世代から若年層といった具合に、はっきりと棲み分けができていました。ところが最近では、ムーヴのお客様は標準モデルもカスタムモデルも子離れ世代が中心に移ってきて、求められる要素が同じ方向性になってきたというのが理由です」

とはいえ、依然としてカスタムのようなスタイルにこだわりをもっているユーザーが一定層いるのも事実。そこで新型ムーヴでは「アナザースタイル」と称して、メーカーオプションとディーラーオプションを組み合わせてのドレスアップが可能なふたつのパッケージを用意している。
まずは「ダンディスポーツスタイル」で、“ダームメッキを基調とし、大人のスポーティさを演出した”という。メーカーオプションとしてアルミホイールやブラックメッキエンブレム、サイドストーンガードなど、ディーラーオプションとしてフロントバンパー/バックドアガーニッシュや前後ロアスカートなどがセットとなった「アナザースタイルパッケージ(ダンディスポーツスタイル)」が12万9910円で用意されている。
さらにスパイスを加えたい人のために「ダンディスポーツスタイルプラス」として、ディーラーオプションでピアノブラック調のシフトベゼルパネルやカップホルダーパネル、シートカバーなど内装アイテムを中心としたアイテムが揃う。


もうひとつが「ノーブルシックスタイル」で、こちらは“カッパー色の加飾を基調として、大人の上品・上質さを強化した”ものだ。メーカーオプションでファブリック×ソフトレザー調シートやソフトレザー調フロントドアアームレスト表皮など、ディーラーオプションでカッパーがアクセントのガーニッシュ類などがセットとなった「アナザースタイルパッケージ(ノーブルシックスタイル)」を18万7770円で用意。
さらにディーラオプションの「ノーブルシックスタイルプラス」としてエンブレムやドアミラーなどカッパー色のアイテムを多数揃えている。


それぞれのパッケージは豊富なアイテムが組み合わされているが、単体での装着も可能。ダイハツ公式ホームページでは、ボディカラーや背景を変えながら、アイテムの組み合わせを画面で確認することができる。色々と試しながら、自分だけの新型「ムーヴ」にカスタマイズしてみてはいかがだろうか。
ダイハツ新型「ムーヴ」アクセサリーシミュレーター https://www.daihatsu.co.jp/accessory/move/simulator/index.htm