近SAM（キンサム）の実力 陸上自衛隊「93式近距離地対空誘導弾」：実弾射撃訓練で見た鉄壁の水際防空力 | 3枚目の写真（全7枚）

近SAMは発射機を高機動車に搭載した装備だ。訓練は実戦想定なので車体には偽装網が被せられ、照明のレンズ類はテーピングされた。全体に念入りなカモフラージュが施されている。

近SAMは発射機を高機動車に搭載した装備だ。訓練は実戦想定なので車体には偽装網が被せられ、照明のレンズ類はテーピングされた。全体に念入りなカモフラージュが施されている。

発射班長のヘルメットには発射機と連動し、目標を視認するための専用ゴーグルが装着される。右目の前にある透明板で目標を捉える。写真は投影画像情報を補正している様子。

発射班長の隣で制御装置を操作する発射手。発射手はこの装置を使ってミサイルのロックオンと発射を行なう。

近SAMの標的となるのがこのRCAT（模型低速標的機）。全長４mの大型ラジコン機である。写真は離陸前の準備で、第303無線誘導機隊が担当している。

RCATの射出（離陸）。機首のエンジンを始動、機尾ブースターの推力と合わせ射出される。主翼両端に２つのサーチライトを装着、目印となる。撃墜後の標的機の残骸は回収され、分析される。

近SAM発射直後の様子。ミサイルは左端の発射機（車両）から撃ち出され上昇中。この数秒後に目標へ命中、撃破している。中央の偽装網は近SAM発射班の射撃陣地だ。