その変わり様はお見事! あなたのWR-Vがチェロキーフェイスになる

2代目となる現行型WR-Vは、2024年に登場したばかりの新型モデルで、インドで生産(インドではElevateとして販売中)され、日本に輸入されている。

ジープ・チェロキーの復活が近づいているが、ジープが2026年モデルでこの名前を復活させる準備を進める中、ダムドがひっそりとジープを凌駕するチェロキーを作り上げたのだ。
1983年に発売され、以来カルト的な人気を誇っている初代チェロキーXJのデザインが、このモデルの明確なインスピレーションとなっているようだ。「DAMD W-V REVERB」と名付けられたこのプロジェクトは、2025年の東京オートサロンで公開されたプロトタイプから始まった。その中身は、ホンダのコンパクトSUVであるWR-Vをベースとしている。オートサロンでの熱狂的な反響を受け、DAMDは量産体制へと踏み切ったようだ。現在、フルキットが販売されており、追加パーツもいくつか入荷予定となっている。
REVERBの最大の特徴は、その新しいフロントエンドだ。レトロなスタイルの7スロットグリルがフロント中央に配置され、角張ったヘッドライトと、オールドスクールなチェロキーを彷彿とさせる独立したアンバー色のインジケーターが縁取っている。そして、角張ったボンネット、アルミ風インサートを備えた頑丈なバンパー、そして改良されたフロントフェイシアが、この変身を完成させているが、フェンダー後方は、WR-Vらしさを色濃く残している。
サイドには木目調のデカールがアメリカンスタイルを演出し、デモカーにはオプションの16インチDean Cross Countryホイールと、BF Goodrichのオールテレーンタイヤが装着されている。オフロード走行時のスタンスをさらに高めるため、30~35mmのリフトアップキットも装着、車高を必要最低限に引き上げながらも、やり過ぎ感を抑えているといっていいだろう。。
さらに、テールライト用トリムピースも発表した。このトリムピースは、中央部分に特別なパターンとReverbの文字があしらわれ、オリジナルのHondaエンブレムが隠れている。インテリアはホンダWR-Vから継承されているが、オプションで前席と後席にチェック柄のシートカバーを用意している。
メカニカル面では、特に驚くような変更点はないようだ。リバーブは標準の1.5リットル自然吸気4気筒エンジンを搭載し、最高出力121ps/89kWを発揮する。CVTのみの設定で、マニュアルトランスミッションは用意されていない。
レトロなフェイスを完全に交換したい場合は、32万7800円で、LEDヘッドライトへのアップグレードは、2万6400円かかる。また、クルマ全体の印象を大きく変えるウッド調デカールは6万3800円となっている。これらの価格は税込みだが、取り付け費用は含まれていない。
WR-Vの価格は、239万8000円から258万0000円だ。REBVERBキットは決してお安くはないが、レトロなSUVの雰囲気を味わい人、ヴィンテージ感を極めたい方には最高のキットと言えるだろう。


















