
このCGは、先日フィリピンの特許庁から流出したパテント画像、及び内部情報をもとに、スクープ班が提携している、おなじみNikita Chuicko氏が製作したもので、ほぼこのデザインで発売されるものと見られる。
FJクルーザーは、2003年にコンセプトカーとして初登場し、その2年後には量産モデルが発表、このモデルは2022年まで生産された。2021年にはコンパクトクルーザーEVと名付けられたコンセプトモデルを発表、新型への期待が高まっている。
第2世代FJクルーザーは、よりコンパクトで手頃な価格となり、その外観は前述のコンパクトクルーザーEVをほぼ踏襲するものとなりそうだ。しかし、ボディのプロポーションやデザイン要素はほぼ共通しているものの、大きな違いもいくつかある。

まず、フロントアクスルが後方に移動されたことで、ホイールベースが短くなっているのが印象的だ。SUVでは、未塗装のプラスチック製ホイールアーチカバーはそのままに、形状はより伝統的な台形となる。Aピラーはコンセプトカーとは異なりボディ同色塗装に、ミラーはフロントドアの窓枠に取り付けられる(コンセプトカーでは“脚”型のミラー)。フロントでは、C字型のサイドライトが若干変更され、より丸みを帯びた形状になる。また、ラジエーターグリルとフロントバンパーも刷新される。窓のないワイドなDピラーはそのままに、この部分のスタンピングの形状が変更されそうだ。

注目はリヤセクションだ。後部は流出パテント画像もなく、収集された情報のみをもとに製作されている。コンセプトより高い位置に配置されたLEDテールライトと、トランクドアに固定されたスペアタイヤの存在が目立つ。
量産型では、兄貴分らと遜色ない剛性のあるラダーフレーム、GA-Fアーキテクチャの派生プラットフォームを採用、ボディサイズは全長4520mm、全幅1820mm、全高1850mm、ホイールベースは2750mmと予想される。
パワートレインは、2.7L 直列4気筒ガソリンエンジンを提供するほか、BEVモデルも噂されており、こちらはデュアルモーターを搭載、最高出力220psとフラッグシップとなるかもしれない。また、航続は450Kmを目指しているようで、ランクルファミリーのオフロード性能を継承する走破性能が期待できるとのことだ。
ワールドプレミアは、2026年1月と思われていたが、最新情報では最速で2025年秋になりそうだ。日本市場での価格は、390万円〜と予想されているが、400万円台を超える可能性もあるだろう。





